◆ T-bird BLOG ◆

784


生活雑貨などを買う時たまに盛岡に出かける。
頻繁にとまでは言えないが、それでも3~4ヶ月に一回くらいのペースかな。
そのほとんどが車での移動だ。なぜなら買ったものを積んで来なくてはいけないから。
しかしこの季節、やはりバイクでの移動が心地良い。

そこで今回は雑貨の購入ではなく、食のためだけにバイクで向ったのでした。
と言うのも、盛岡への往復時、国道4号線沿いにいつも気になる小さなレストラン喫茶がありました。
ちょうど沼宮内あたり。
「手ごねハンバーグ」と言うとても魅力的な言葉が書かれたどでかい看板が目を射る場所、そこを通るたびに心がグィッとひかれておりました。
しかし、雑貨などの買い物をした後はすっかりと忘却の彼方、空腹を満たす為にほとんど盛岡市内で食事を済ませてしまい、それから通りかかるわけで「あっそうだった、ここで食うんだった」と毎回思い起こすはめになるのでした。
だから今回はそこだけにアクセル全開ビューンと向ったのです。



あたりは閑散とした雰囲気がただようローカル地帯。
この黄色いドアがやたらと目立っていて、かなり気になる存在なのでした。
しかも「手ごねハンバーグ」と銘打ったそのそそる響き。とうとう、来る事が出来ました。
うまいまずいはともあれ、来た事で納得が行く事でしょう。



店内はかなりの混みよう。サラリーマンやカップルでいっぱいではありませんか。
しかもマンガ本の数の半端ない事。皆さん食事した後それぞれのマンガの世界にどっぷりと浸かっている様子。
私が入店した時も誰ひとりこちらを気にする人はいませんでした。
ジーッとマンガ本に夢中。



ちょっと逆光なのですが、至る所に本棚が設置され数え切れない程のストックです。
そしてこの雰囲気がなぜか妙に落着く。
また心地よいジャズが店内を優しく包み込んでおりました。



お待ちかねのハンバーグランチ、遂に登場!
う~ん、これは丁寧に作ってあるぞ。雑な感じが全く見受けられない。
どれどれと一口。う~ん・う・ま.い・ではないか!
このデミソースは得にいい。雑味がなく、うまみのみがとろけている状態。
ハンバーグ本体もタマネギなどの具材が程良く残っていて二重丸。
これは仕事の丁寧さが伝わって来る逸品だ。
思いきって来てみて良かった良かった。



アイスコーヒー付き!
歪に変型したマグに歴史を感じる。なんと、創業1976年、と言う事は今年で33年目。
ティーバードよりも10年も先輩ではありませんか。ははーっ、脱帽です。
食事後は、まったりと雰囲気を味わい、そのままビューンと家路へとついたのでした。

満足感120%でアクセル全開の私の脳裏に、ふっとあのハンバーグ好きの兄弟の笑顔が浮んではスーッと風にのり後方へと消え去っていった。
「連れて来るにはちょっと無理があるな・・・・・・・」



ここのところ山へ山へと体が向っている。

前回は天候もいまいちで、寒さのあまり急ぎ足で走破してしまった八甲田山。
結局、強い風にあおられ寒さに震え抜いて帰ってきた思いしか心に残ってはいない。
これではやはり納得がいかないと、私は、再度登山を試みたのでした。
今回はゆっくりと道程を楽しみながら歩く事ができればと思いつつ・・・。


うお~っ!
これは絶好の登山日和ではないか。早朝だというのにこの陽光のトンネルの眩しい事。
八甲田に向う林道は光に満ち満ちておりました。
この木漏れ日の渦のなかを突き進む事数十分、前回同様酸ケ湯温泉大駐車場に到着。
そのまま直ぐに登山道へと向ったのでした。
時刻は


いやいやいや、素晴らしいとしか言い様のないキラキラ放射ではありませんか。
前回の経験を踏まえてしっかりと厚着をして来た私でしたが、あまりの暑さにマウンテンパーカーを脱ぎ、数メートル進んで、次にジャージを脱ぎ、ついにはTシャツ一枚になってしまいました。
断然身軽、身も心も軽やかに進みます。


おお~っ!
大岳がくっきりと見えてきた。あれが山頂か!
良い感じだ。どれどれゆっくりと進もう。
ちなみにクイに羽を差したのは私ではありません。


山頂に到着。
360°眺望がきくではありませんか。
前回はガスって全く何も見えなかったのですが今回は最高の眺めです。
リュックからCCレモンを取り出し一口ゴクリ。
シュワーーーーーー!う~ん、実に爽快だ。今日来て本当に良かったと実感。
5分程休憩した後、下山。


避難小屋を抜け、湿地帯に入ったあたりで後ろを振り向くとこれまた大岳がクッキリ。
白い綿毛の植物とのコラボレーションに感動。(植物の名前は後で調べるつもり)
美しすぎる風景だ。


板で作られた湿地帯の歩道をしばらく歩いていると、それを発見してしまった。
いつも空を見上げては探し続けている「ハート」がそこに転がっていたではありませんか。
野に咲く葉っぱにあいた虫食いの穴。それに陽光が差し込み、ぽっかりとハートが浮んでいたのです。
雄大な山々を望みながら、こんなちっぽけな影をも発見するとは私もなかなかなものです。
さっきまでの大パノラマの感動と同等の感動が・・・。
駐車場到着。好天に恵まれ最高の山登りが出来た日だった。

せっかくの酸ケ湯温泉、考えてみれば入った事がない。
時間に余裕があったので初めて入ってみる事にした。
早速、混浴の温泉場に入ってみると、おばあちゃんが二人、先に入っておりました。
「こんにちは!」
私は元気良くあいさつをし、硫黄のきいた濁り湯にゆっくりと体を沈めたのでありました。
「ふぅ~~~いい湯だわい~~~~!」





「ラーメン屋だと最近は『マタベイ』かな!」
わざわざ青森市内からティーバードへとおみえになったお客様が言った。
どうやら青森市内は魚介ダシのラーメン戦争らしいとの事。
その本元である『まるかい』のラーメンはあまりにも有名である。
そこからの派生であることはどうやら間違いないようだ。
魚介ダシ本場の彼が「うまい!」と語る訳だから、まずい訳がない。
早速場所をお聞きし休みをもらっている月曜日にビュ~ンと向ったのです。


「おお~ここだここだ!」
なんと、私はこの日のために、愛車「KAWASAKI/TR250]を暗い倉庫から日の当たる場所へと3年振りに引っ張りだしたのでした。
しかし奴は愚痴のひとつも言う事無く私をこの地まで運んでくれたのでした。
それにしても超混み混みではありませんか。これは期待大。
「中のふと麺でお願いします」
席についた私はすぐに注文したのでした。
待つ事5分位。


「おお~美しいラーメンではありませんか」
私はネギが好きだからこのネギの量は得点が高い。
透き通る様なスープを一口、ズッズッズッズ~「うわ~うめ~」。
麺を一緒に、ズッズッズッズ~「う~ん、いいね」チャーシュー一枚をぺロリ、「う~ん、ダシがしみてて最高だ」
結局、スープまできれいに完食。
これはかなりレベルが高い。魚介ダシでこれだけのうまさは初めての経験だ。
次回は『大の細麺で』と注文しようと心に決めてこの店を後にしたのでした。


せっかく愛車を引っ張りだしたのでこのまま帰るのもなんだと思い、国道103号線にのって、再び八甲田山方面へと向ったのでした。
途中、萱野高原から八甲田山を臨むの図。前回とうって変わってきれいな稜線が浮んでいました。


そのまま道なりに向って『酸ケ湯』に到着。今日は天気が良いから登山客もわんさかおりました。


またまた道なりに進み『蔦温泉』に到着。こちらもなかなか混んでおりました。


そして全行程300キロの小さな旅も終了、八戸の港に到着したのでした。
久々のバイクでの旅は本当に気持ち良かった、事故もなくホッと一息。

来週、もう一度八甲田山に登る予定だから、またあのラーメンを食いに行こっと!


「ソロモン流」
東京ローカルのこの番組のビデオテープが送られて来た。
デッキにテープをセットしスタートボタンを押した。
その私の眼球内に、ノックもせずに飛び込んできたのは「小林健二君の勇姿」であった。

若い頃、そう、十数年前、私は気の合う相棒と一緒にショップに立っていた。
その男の名は「小林寛」、そう「健二君」の兄である。
新幹線もまだ通っていなかった頃、そんなにも遠い昔々、一度だけ「健二君」はこの兄に会う為にはるばる八戸を訪れた事があった。
この時の会話の流れから本当に兄弟仲の良さを垣間見たものだ。
この時彼等の大好物がハンバーグだと言うことも憶えた。

「これからアメリカに行くんですよ。盆栽の勉強に!」
この時「健二君」は確かにそう言っていた。..その事を鮮明に憶えている。
それが、今に、このテレビ出演に至るのか・・・・初志貫徹。
すばらしい!
私はあまりの嬉しさにそのビデオを2回続けて見てしまった。

そして「健二君」の作り出すその景色盆栽に魅了されてしまったのです。
「健二君」は現在、その「景色盆栽」の第一人者として会社を運営しています。
品品・しなじな・sinajina

私はそっとこのホームページを覗いてみたのです。
するとあるわあるわ素晴らしい作品が。まさに大自然を小さな器の中に作り上げているではありませんか。
木々の間を吹き行く風をも感じられる様相に感動!
そして注文したのです。
「ハゼ」と「アラハシラガゴケ」のコラボレーションを。



おお~ついに到着!
繊細でいて、めちゃめちゃかわいいではありませんか。
さて・・・いざ目の前にするや・・・やや不安が・・・。
私の様な無骨な男に育てられるのだろうか?
いやいや、なんとかなるさ、ハウ・トゥ・ケアを参考にすれば・・・それに丈夫だと記してあるではないか・・・しっかり見てやれば大丈夫さ。
早速、抱きかかえるようにこの手に包み込み、我が家へと向ったのでした。



玄関脇の収納棚の上、守神であるティキと一緒に並んでおります。
玄関ドアうえの小窓には直射日光避けのレースのカーテンを設置。
スタッフ・ジンの給料は忘れても、「ハゼ」の水やりと日光浴だけは忘れないよに心掛けております。大切に育てるつもりです。
これからもじっくりと素晴らしい作品を作り続けて行って欲しいものですね「健二君」には。
今度出張の時、世田谷の奥沢まで足を伸ばしてみようと思っています。


数年後、この「ハゼ」の林の木陰でごろりと一眠りしたいものですね。


えっ、二日間の連休もらえるの!
さて?それはどうしよう。
私の場合、出張が絡まない連休はそうそうあるものではない。
これは何かを成し遂げなくてはならない。
何がいいだろう・・・・・・・そうだ、八甲田山だ!八甲田山に登ろう。
松本市にあるグッドストアーの西君と9月に長野のとある名山に登る約束もしてある訳だし、前哨戦としていっちょう頑張ってみるか。
という事で急遽決行と相成った訳であります。



早朝8時に酸ケ湯温泉到着。たくさんの登山コースがあったものの、ここから仙人岱を経由して大岳(山頂)を制覇し、毛無岱を通って再び酸ケ湯温泉に戻って来るぐるり一周の絶景コースを選択したのです。
ちょっと曇っているけどさぁ行きまっせ!




おおっ!ここが登山口か。
質素な入山口のわりには立派な鳥居だ。
これから先は神域と言ったところだ。それでは神様よろしくです!
そして~あるう日~森の中~熊さんに~出会あった~なんて事のないようにお願い致しますよ。



岩沢がごろごろと、いやいや、大岩がごろごろと転がる細い道を歩き続けていると矢印が⇔こんな具合に両方を向いた看板が出現。
左右どちらから登っても最終的にひとつになるのだろうと安易にふんだ私は左側へと進む事にした。
しかしこれが大きな間違いであった。
子ブタ位の岩々が積み重なる急勾配を這いつくばって登って行くも道らしい道が全く無い。
しかも前方には背の低い植物が生い茂げっていて全てを覆っているではないか。私は後ろを振り返って見た。
それがこの図。ここまで登って来てやっと気がついた。
ここは登る所では無いのだと。「え~~~!」冷や汗が吹き出した。
谷の底を硫黄を含んだ小川が流れている。
このまま岩場の斜面を降りて行くのは危険だと感じた私は、この小川の流れる谷底まで山肌の露出した斜面をずるずると滑り降り、そこを流れる小川の部分を下っていったのでした。
硫黄で体の半分が白くなってしまった。
写真のまん中あたりにある切れ込みのなくなるあたりまでビシャビシャと歩いて下ったのでした。
ぎりぎりセーフ!



仙人岱をなんなく制覇し大岳へと迫った。このあたりはまだまだ雪が深いようだ、さすが八甲田。
山頂は雲に覆われ全く姿を表す気配すらない。
私は雪原にちょこんとさされた竹ざおをたよりに山頂を目指したのだった。



とうとう山頂を制覇。
しかし何も視界に入らず、たいした感慨も無いまま素通りするようにスルー!う~~~~~~寒い!



頂上からごつい階段をしばらく降りていくと前方にスキーのゲレンデのような雪の急勾配が出現。
スキーの名手の私は履いているダナ-ライトに命を預けてズズーと滑り降りたのでした。
爽快感は常に危険と隣り合わせにあるのだ。



花はいろいろと咲いていたのだが、今回「おっこれは!」と思ったのがこいつ。
鈴蘭の様な形の小さなピンク色の花がこんな荒れたところにひとつだけ咲いていた。
なんと健気できれいだった事か。



大岳をさらりと制覇してしばらく進むと遥か下界に湿地帯が出現。
目の前には、そこまで続くだろう下りの階段が延々と続いている。
先が見えないくらいに急だ。もしここで転がったら地獄行きは免れないだろう。
こんな事ならもっと好い行ないをしておけばよかったと後悔が過ったが、今さらだ。



地獄の入口もなんなくクリアーし、たったひとりスキップしながら前へ前へと突き進む事数時間。
なんと前方に、朝一出発した地点である酸ケ湯温泉が見えてきたではないか。
ヤッタ-!
ずっと向こうの広場に私の愛車「ハイエース」の勇姿も見えている。
いちだんと私のスキップも軽いものとなった。




午前11:07ゴール。午前8:13に出発したからトータル2時間54分かかった事になる。
だけどコース案内には所要時間4時間40分と書いてあったが・・・・。
どうやらちょっと頑張りすぎたようだ。ノンストップだったし心臓もガンガン高鳴っていたし、これは本来の登山とはやや懸け離れたものになってしまったようだ。
もう一度来ようとすぐに思った。
次回は、今回のこの無謀なペースを改善すべく、もっと基本的な登り方をふまえたうえで進まなくては・・・体の為にも。



スニーカーでもいいや、と思っていたのだが、現地に着いてからなぜか冒険用ダナーライトに履き替えた。
これは近年稀にみる大正解であった。とてもスニーカーでは無理でしょと言った所が随所にあった。
思えば台風ツーリング事件以来こいつには助けられっぱなしだ。
硫黄と泥とでよごれてしまったが帰ったらケアしてやろう。
そしてまた近い内くるぞーっ、こいつと一緒に!



「オレハのサンドイッチ食った事あります?」
得意げにジンが言った。
「いや、ないよ。ないって言うか、オレハってなに?」
私にはそのオレハが解らなかった。
  「え~~~~~っオレハ知らないっすか。だめっすよオレハ知らないと。
  オレハってオレンジハートって言うコンビニですよ。まじ、知らないっすか?
  あそこのサンドイッチ食ったら他のやつ食えないっすよ。」
そうは言うものの「オレンジハート」ってコンビニ、八戸には無いでしょ。
そこで十和田、六戸方面に存在する「オレハ」へ、十和田から通っているジンに、そのサンドイッチを買って来てもらう事にした。


なんじゃこりゃ~!
私はぶったまげた。
こんなにたくさんの具がこれでもか~と詰め込まれ、こんなにもパンパンに膨らんだサンドイッチを生まれて初めて見た。
どう見ても明らかに普通のサンドイッチの2倍から3倍の大きさ&重さはあるのだ。
その割りにこの値段の安さ。二度びっくり。


ツナマヨと玉子のハーフ&ハーフで190円。
ツナサンドや玉子サンドだけの単品はやはりこのボリュームが盛り込まれて157円。考えられない安さだ。


そいつを一口ガブリ!
うわ~うめ~!この食いごたえといい、マヨネーズの加減といい、アクセントのきゅうりといい、最高のサンドイッチだ。
しかもこのずっしりとした重さは腕が筋肉痛になってしまいそうだ。
しかし、うめ~~~~~っ!


こいつはジンのお薦めイカリングサンド。
からりと揚げたイカリングをぶつ切りにし例の玉子と和えてたっぷりとはさんである。
サンドイッチ伯爵が生きていたらここ「オレハ」に通っていたに違いない。
そんな不可解な確信が過った。
この後、おにぎりも絶品だとのジンのすすめもあり、頼んでみると、おにぎりも無添加にこだわった手作りもので、なんと素晴らしい事か。
私は久々に食物で感動した。
どちらもかなりの種類があるとのうれしい情報、これからひとつひとつ味わってみたいのもだと思っている。
だからここ最近、ランチはもっぱら「オレハ」のおにぎりとサンドイッチだ。

今度行ってみよっと!
初夏を向かえ心地よい季節がとうとうここ南部地方にもやってきた。
この頃になると「冬」の寒さや厳しさというものを完全に忘れてしまいます。
しかし、この季節になって絶対に忘れてはならないのが「手の展」。
造形作家・三浦孝之氏の新作、力作が今年もしっかりと展示されておりました。


場所はNHKハナミズキホール(6/5~6/7)。
いつもながらこの場所に足を踏み入れる瞬間はワクワクしますね。


額物は今回色使いをおさえシンプルに仕上げた感じ、丸型の物が目新しいですね。
中央付近でギターを奏でる人形の雰囲気は二重まる。廃材を利用しての創作はエコそのものでもあります。


今回私の中で一番目を引いた作品です。
細い円柱を縦に組み合わせた平面に文字を組み込んであります。
配色もカラフルでオールドアメリカンフィーリングですね。
どれかが欲しいのですが、迷っています。


前回のチェストと同等の力作です。バリ風とか何々風とか言ったものではなく、彼自身の創作家具と言えるでしょう。
出来る事なら屋根付きの広~いベランダにでもセットで置いてみたい長椅子&テーブルですね。
いつもながらの素晴らしい作品群でした。どれにしようか少し時間を掛けて考えてみたいと思っています。


ティキです。これは彼にスペシャルオーダーをして作って頂いたものです。
一刀一刀手彫りにての製作でかなり根気のいる事だったでしょう。御苦労様でした。
もちろん、現在、家の守神として活躍しています。

今度時間を作って彼の工房を尋ね、手をかけた裏庭を見てみたいと思っている所です。
午後4時過ぎには戸倉駅を出発し、午後6時を回ったあたりには松本駅に到着した。
途中、雄大な山々の稜線がくっきりと際立ち、まるで影絵のように私の目の内に染み込んだ。
空は茜色に澄み渡り、「すばらしい」としか言い様がなかった。


前回も思わず撮ってしまったのがこの川。
市内にこれ程自然豊かな、しかもきれいな水をたたえた川があるなんて奇跡的だ。


実に2年振りの松本市&小林寛。
かんちゃん、ちょっと太った?そうでもないか・・。
だけどその腹は巨大化してないか?そうでもないか・・。
パンツはLLになったの?そうでもないか・・。
相変わらず元気なのでまぁ多少メタボ気味だけどひと安心。


イチはいくつになったの?あっそう、そうなんだ、だけど昔とちっとも変わらずキュートだね。
体型なんかも昔のまんまだ。だけど・・・おみやげのその鶴子まんじゅうさっき3個も食べたでしょ。
そんなにみつめてまた食べるの・・・お腹壊すぞ、それに皆にもあげなきゃだめでしょ。
「だって~おいしいんだもん!」
「わかったわかった帰ったらまた送ってやるから!」
「ホント、ちゃんと送ってよ、忘れないで!2PACK!」
「2PACK・・・はいはい!」


チアキももうかれこれ長いね~。
相変わらずオシャレな雰囲気が漂ってるよ。もって生まれたもんだね。
ずっと昔のとある夜、かんちゃんと原宿に酒を飲みに出た時、なんと言う偶然、行った飲み屋でばったり遭遇した事があったね。
このだだっ広い東京の夜、しかもちいさな酒場で出会うなんて怪奇的としか言えなかった。 縁だね!


一軒目の居酒屋で初めて目にした「ザザムシ」「ハチの子」「イナゴ」の「珍味三兄弟」。
私なんぞには恐れ多くてとても口には出来ないと断り続けてはいたのだが、それもどうかと
「ハチの子」を一口。「う~ん、マイルド」。
次に「イナゴ」を一口。「う~ん、つくだ煮」。
「ザザムシ」は口にはしなかったのだが、次回、修行を積んでからまた出直します。


ニ軒目のバーにて初めて写真に西君登場。暗い所だったので見え難いのですが、テンションばり高の彼は右端で吠えておりました。
ひとりで登山にも行くらしく、ストイックな一面も垣間見え、陽気な西君の奥行きの深さを感じましたね。
約束した通り、ぜひ今度時間を作って一緒に山に向いましょうね!
ただ酔いがさめて思った事は「槍ヶ岳はやめて初心者コースでお願いしよう」でした。

楽しいひとときは足早に過ぎ去り、ホテルに辿り着いた頃には午前4時。
「ゲゲッもうこんな時間」
ほんの数時間後にはもうこの地を出発しなければいけない、午前中の内に都内で商談が待っているのだ。
こんなんで大丈夫かな~と思いつつ、私は速攻で眠りについたのでありました。

商談中、二日酔い気味の私は商談なのに・・・無口でありました。

長野の皆さんどうもお世話になりました。ありがとうございました!



久々の旅、出張も兼ねてのものだが一泊入る移動はここ最近はなかった。
今回は皆に頼み込む事数回、なんとか一泊の許可をゲット、長野県は千曲市に本社を構える「ザ・フラット・ヘッド」さんを訪ねる事が出来た。
かれこれ長い付き合いになるメーカーさんなのだが、東京の展示会で御会いするのが常で、こちらでは初!


戸倉駅に到着。天気は良好、風光明美なロケ-ションに感激。
改札を抜けると初期に担当してもらっていた「堀内氏」と企画部の「傳田氏」に迎えて頂いた。
私なんぞの為にわざわざありがとうございます。
にも関わらず、挨拶に集中してしまい彼等の写真を撮る事を忘れてました・・・ごめんなさい。


会社にちらりと挨拶に伺ってから、すぐに直営店等を見学する為に出発。



レザー工房「STOCK BURG」
こちらでは「ザ・フラット・ヘッド」の全てのレザーアイテムを製作しているそう。
既に数カ月待ちのアイテムまであるとの事。一生懸命製作しておりますので少々お待ち下さいませ。



そしてそのレザー工房の二階にあるのがこれらビンテージミシンのストックルーム。
ユニオン・スペシャルなどの名機を中心に、一本のジーンズを完成させる為に必要なだけの専用ミシンがすべて揃っておりました。
しかもメンテナンスがゆきとどいているのでどれもこれも完璧に作動しておりました。
これ程完璧なビンテージミシンがこれ程の数揃っているのを私はかつて目にした事がありません、見事です。
ちなみに、雑誌「ライトニング」の編集者はゆっくりと時間をかけて、ここで一本のジーンズを完成させていったそうです。


ここは「ザ・フラット・ヘッド」の原点、「デザート・ヒルズ・マーケット」一号店。
代表の小林氏が最初に立ち上げたセレクトショップです。
場所自体は初期とは異なりますが、現在でもその姿は変わらずかっこいいですね。


小林氏宅ガレージへ潜入。
すべて完璧にレストアされたビンテージカー&フラット・ヘッド。すばらしいの一言につきます。




アメリカンンダイナー「グ-ギーズ・カフェ」。
映画「アメリカン・グラフティー」の「メルズ・ドライブイン」を彷彿とさせる外観。
外にはエアーストリームを改造した販売ブースまで存在してました。
私は200gのハンバーグステーキを御馳走になったのですが、これがまた、う・ま・い。
牛肉100%のしっかりとした噛みごたえがたまりませんね。
ハンバーグの写真は、ガッツいている時に「あっ写真」と途中で気がついてから撮った残念ショットでした、ごめんなさい。
これら店で出される料理の食材はほぼこの地場のものにこだわっているとの事。野菜もシャキシャキで健康に育っておりました。
「ごちそうさまでした・・・・合掌」


彼女は現在ティーバードを担当して頂いている「見神さん」です。
本日は代表の「小林氏」は東京出張と言う事で残念ながら不在ではありましたが、「堀内氏」「傳田氏」そして「見神さん」に案内して頂き大変有意義な時間を過す事が出来ました。
本当にありがとうございました。

そして午後4時、私はその足で次の目的地である「松本市」へと向ったのでした。

翌日のおそい午後、代表の「小林氏」より電話が入りました。
小林氏
「昨日は仕事の為に御会い出来きなくて申し訳ありません」

「いえいえ、スタッフの皆さんに温かく向かえて頂いて感謝しております」
小林氏
「次回は泊まりで来ませんか、いろいろお話もしたいし」

「わかりました、ぜひ次回は泊まりで行かせて頂きます」

天候に恵まれた今回の長野の旅、初日は心地よい風につつまれたとても穏やかなものでした。
スタッフの皆さんには本当にお世話になりました、感謝しております。
小林氏の温かいお誘いにあまえ、ぜひ再び訪ねてみたいと思っております!

さぁ、その為に仕事に精を出し、皆からの出張一泊許可をゲットしなければならない!





私は悩み続けていた。
どうしても欲しいものがあった。デジタルカメラではどうあがいても残せない、動きのある映像。
そう、ビデオカメラ。
以前から欲しかったのだがなにせ高額、その為になかなか口に出す事が出来ないでいたのだが、ここ最近増々欲しくて欲しくてたまらなくなり、取り合えずどんなものが揃っているのかと、とある大型家電店へ足を運んでみたのです。


「うわ~でか!」
ここは最近オープンしたばかりの市内では一番大きな店鋪。
あるはあるは、多種多様で機能満載、どれもこれもカッコエエ~!
よだれを垂らしつつめぼしいメーカーのカタログをゲットしたのでした。


あれこれと見ているうちに「こいつ」が欲しくなった。
そう、アグネス・ラム、彼女が活躍した時代はアイドル全盛期、あの頃彼女は一番輝いていたな~!って。
違うでしょ、そうじゃなくてカタログの方、その中の一機種をじっと見つめているうちにやっぱり心に火がついてしまった、こうなったらもう止まらない!
だまってカードで買っちゃおうか!と言う事に内心決定し、翌日再び家電店へとやって来たのです。
しかし、いざ買うとなると・・いつかはバレる訳で・・バレた時がまずい訳で・・
やっぱり電話でも一本と、取って付けた言い訳を並べに並べたててなんとか許可をゲット。
「これくださ~い!」となったのでした。


買ったばかりのビデオカメラを片手にウキウキとスキップしながら車に向うと、どこかで見た事のある頭がひとつ。
以前にも登場してもらった、よ志乃鮨のたっちゃんではないか。
「たっちゃん、こんなとこでなにやってんの」

「いや~レンジが故障してさ~まいったよ~」

「それは大変だね。それはそうと、電器屋に来るのにもカッコイイね~」

「だべ~映画スターみたいだべ」

「んだね~映画スターみたいだな~」

「レンジ持った感じもなかなか絵になるし、普通の人じゃこうはいかないよね」

「だべ~い~いね!」

レンジを片手にクレイジー剣ポーズ。さすが南部地方芸能の星!
この後、レンジを両手に抱え、トコトコと極普通に店内へと向ったのでした。
簡単に直ると、い~いね!


そして・・ついに念願のこいつをゲット。
これで世界を撮りまくるぞ~。近いところだと仕事を兼ねて長野に行く予定があるから、まずはそこから撮ってこよう。
浮かれている私にむかってシュビドゥビ「里ちゃん」が言った。
「駅の階段とか変な所でやたらとそれを出さない方がいいっすよ。絶対に変態と間違われますよ。最近そういう人多いし・・ましてやそう見えるし・・」

え!それはまずい・・気を付けなくては・・しっかりと肝に銘じたのでした!
日射しは5月に入っていちだんと輝きを増しはじめましたね。
この光の分子達は野原一面一斉に花を咲かせる偉大な力を備えているのですが、それと同時に雑草にまでも同等の力を注いでくれるのです。
おかげで庭の草はぐんぐんと伸びる伸びる、放っておくと大変な事になるので二週間に一回はカワサキエンジンを登載した草刈り機でさっぱりと刈り上げるのです。
今年に入って既に二回程汗をかきました。


一回目の時に見つけた可憐な花です。
昨年は見た事もなかった花だったのでどこか遠くから種が飛んで来たのかもしれません。
相変わらず花の名前はわかりませんが、刈らずにしっかりと残してあります。
来年も種を落として咲いてくれる事でしょう。


こちらの花は二回目の草刈りの時に咲いていたものです。
ムラサキの花びらの色がきれいですね。もちろんこちらもしっかりと残してあります。
こんな事を書いていると、私はとても良い人のように感じられますが、いたって普通です。


先日の「うみねこマラソン」も無事終了し、いまだ感動の余韻に浸っている私ですが、そのうみねこのサンクチュアリ「蕪島」も見事、たくさんの花に包まれ黄金色に輝いておりました。


そのすぐ傍らではバスを待つ老人をまるで慈しむかのように赤や黄色のチューリップ(これはわかる)が群生しています。きれいですね~。
前方に海があるこのロケーションでバスを待つのも、今の時期ならGOODでしょう!

そして・・・

村松さん、先日の「うみねこマラソン」にて自己ベストおめでとうございます。
男子ハーフ 61位(1・29・51)立派な成績ですね。来年も増々頑張って下さいね。


金子君、なにもそんなに固くならなくても・・・。
男子5キロ 4位(0・16・04)おめでとうございます。驚異的な数字です。
来年は一位も目の前にありますね。ぜひ頑張ってください。
私も頑張りますよ!

そう言えば・・・大会からの帰り際・・・ひとり無人の舞台に跳ね上がりガッツポーズを決めていた、あの「岩SOUR」が何やら言ってたな~。
「あ、そう、もう帰るの。なら途中まで送ってってよ。」
「ああ、いいよ。あっ、そうだ、俺達いったん家に帰るから岩SOURんちとはまるっきり反対方向だからやっぱ無理だな。残念だけどここでグッバイだぜベイベ-」
「え~~~~~~!」
あれから会って無いけどちゃんと家に帰ったかな。
ま、いっか、おとなだし!
第28回うみねこマラソン全国大会が本日5/10(日)開催された。
小学校から高校まで、マラソン大会と名のつくものには全く縁もゆかりも見当たらず、仮にあったとしてもさぼりにさぼり続けて来た私が、ついに、とうとう参戦。
マラソンとはどんなものなのか死ぬ前に一度だけでも体験する事となった。


どうやらジンも準備万端のようだ。柔軟体操しながら回りのやつらを見渡している図。
目がまるで獲物でもとらえているような野生の姿だ。


今大会には、2006年名古屋国際女子マラソン優勝、オリンピックでは長距離トラック代表としてアトランタ、シドニー、アテネの3大会連続出場という快挙をなしとげている「弘山晴美さん」がゲストエントリー。
私の挑戦する5キロメートルということで、もちろんガチンコ勝負である。


響き渡る号砲と共にスタート!
もちろんこの時点で私の目の届かない所に「弘山晴美」さんが消え去ってしまった事はいうまでもない。
数百メートルも走ると私の肺はこの世の全ての酸素を欲しがりゼイゼイとむせびだし、ここで止まってしまうか、いやいやこのまま頑張るか、心の葛藤が虚しい。
それでもなんとか走り切る事が出来た。
なんという爽快感だ!素晴らしい!
ひとりこの沸き上がる感激にひたっていると、お立ち台の上に何者かが駆け上がった。


おお~あれは伝説のペテン師、いやいや、走りや「岩SOUR」ではないか。
かなり昔、八戸商業陸上部の星。現在は鳥屋部町洋服業界の星。
またの名を日本酒をゆっくり味わう会の会長。
その姿は凛々しいの一言に尽きる。だけど参加してないし!
さあ、その辺にして帰ろう「岩SOUR」。
帰って仕事仕事!
それにしても「初マラソン大会」は良かった良かった。
この達成感は何事にも変えがたいものがある。
来年もきっと参加するぞ~!心に誓ったのでした。
暑くなったり寒くなったり、そうかと思えば、また暑くなったり。
目まぐるしく変わり続ける寒暖の差の中で、今年もやっぱり、立派に咲いてくれました。

今年は、毎年見続けているこの桜の咲いて行く過程を捕えようと思い、何度かに分けて撮影を試みた次第です。
一枚目のこの写真は4/18日、八戸でもわりと早い時期に咲く桜の木々がかなり咲き揃ったあたりに撮影したものですが、こちらは未だ三分咲きといったところでした。
蕾みの赤の濃い部分が大半ですね。


4/19日
先日より「木」全体が華やいで、ややふっくらした様相。一日の違いだけでも大分表情を変えてしまいます。


4/21日
雲が空全体を覆って薄ぐらい一日でしたが、桜は一段と勢いを増すばかり。
明らかに花びらの数を増やしては着飾っていく過程がわかります。


4/23日
やったーやったーヤッタ-満開!
ついに今年もめでたく満開とあいなりました。確か昨年も4/23日でした。
全く同じ日に満開を向かえ、さて、来年は?と楽しみが増えた次第です。
必ず2010年の4/23日はチェックしたいと思います。
そしてまたいつものように、チッソ、リン酸、カリなど何か足りないものがありましたら「ruud」のあつし君に補充するように言ってありますので、なんなりと申し付けてくださいね。
今年も満開ありがとうございました。

あなたのように質素でいて、また、たくましく生きたいものですね!

テレビ画面には、肉汁したたるこんがりベーコンがだらりとはみ出したハンバーガーが映し出されていた。
すかさずガブリといきたくなる美味なる映像だ。
日テレのホープ羽鳥さんが言った。
「うわぁ~おいしそうですね!佐世保バーガーですね。」
日テレのアイドル西尾さんが言った。
「うわぁ~本当においしそうですね。私達もそちらに伺いま~す。」
私が言った。
「うわぁ~お!」

「ズームインスーパー全国うまいもの博」が先日、青森市の中三デパートで開催されていた。
九州から北海道まで全国のうまいものが一同にここ青森に集まっているのだ。
行かない訳には行かない。
しかも開催中のとある日曜日には、前出の羽鳥アナと西尾アナまでも出向くという。増々行きたくなった。
手羽先でも鳥御飯でもなんでもいいから一品はゲットしたいものだ。
私は買ったものを入れる為のクーラーボックスを途中ホームセンターで買い求め、いざ青森市へと向ったのであった。


おお~着いた着いた。久し振りの青森市は賑わっていた。さすが県庁所在地。


おお~あったあった。あの先に見えるのが中三デパートだ。
さっき道を教えてくれた女の子可愛かったな~。さすが県庁所在地、いやいや津軽美人。


おお~ここだ、ここだ。
うまいもの博の大型ポスターが眩しい。早速館内へと突入。
ふたり組のおばちゃんがエレベーターの前で到着を待っていた。私もそのおばちゃん連中の後へと並んだ。
「ただ今エレベーターは止まっております。8階催事場まで行くのでしたらどうぞエスカレーターをお使い下さい」
ハンドマイクを持った係員がいきなり言い放った。
マジかよ、と怪訝に思いながらも私達はそのエスカレーターへと向った。
すると、その私達の背中へ向って係員が再び言い放った。
「でも、もし8階に向うにしても、ここから2時間はかかりますよ。到着したとしても佐世保バーガーに至っては、そこからさらに4時間はかかるでしょう!」
愕然としてしまった。


取り合えずひとつでも上に行ってみようと2階へのエスカレーターに乗ってみた。
その壁に貼られてあるポスターの羽鳥さんと西尾さんの笑顔が爽やかだった。
2階へと到着した私達を待ち構えていたのは次ぎのエスカレーターへ乗る為の長蛇の列。
2階フロアー全体にぐるぐると順番待ちの人々の渦。
私はそのまま1階へと戻った。すっぱりとあきらめたのだ。
食いたいものは数々あったのだがこの状況では致し方ない。
さっさと気持ちを切り替えてラーメン屋へと向った。


青森市ナンバーワンと噂されている「まるかい」ラーメン!
未だ味わった事の無かった私はそこの暖簾をくぐったのだった。
御馳走様でした、レジのお父さん!

次回こんなイベントがあったら誰かに頼もうと思った、意気地のない私でした。
だけど正直6時間も待てないよね!
穏やかな春風が吹き抜ける心地よい季節がやって来た。
桜前線も東北は宮城県あたりまでラインを伸ばしていて、青森県まではもう直ぐといったところ。
華やいだ雰囲気の到来が待ちどうしいですね。

「たま空」もやや間が空いてしまいましたが、決して空を見る事を忘れていた訳ではありません。
むしろ見上げていた方なのですがなかなかナイスショットに遭遇出来ずに苦戦の日々を虚しくも送っていたのです。
今回はその数多くのショットの中からハートシリーズを御紹介しましょう。
まだまだ完璧ではないにしろ、それなりのものがいくつかあります。
なんとなく目を細めてぼんやりと見てもらえればベストです。


変型に傾いたハート。
いかがですか?もっちりとした上部の膨らみといい、下部のとんがり具合といい、なかなかのものではありませんか。
しかし、上部の右側の流れが惜しい所。


真っ青な空に出来たシミのようなハート。
表現はよくありませんが、だんだんとハートとしては良い感じになってきていませんか。
これもほんの一瞬で消えて無くなりました。本物のシミもさっと消えてくれれば、と言ったところ。


さてさてこれはどうでしょう?
かなりハート型に近付いていませんか。しかも大空に単独でポツリ。
決してコンピューター処理を施している訳ではありませんよ。
なんだか、徐々に完璧なハートが私の前に姿を表してくれそうな予感がします。
ただ、完璧すぎると逆につまらないものになりそうな予感も少しだけあります。
どちらにしてもライフワークとして果てしなく老い続ける、いやいや、追いつづけるつもりです。
次回もお楽しみに!


おまけです。
これは何に映りますか?
そうです、そう思ったあなたは正解です。
神秘の湖「十和田湖」でした。
それではごきげんよう!
けん玉大将とまではいかないが、小学生の頃はなかなか評判のけん玉の使い手だった。
そんな私が今に至ってはけん玉のけの字もないのだが、先日事務所の棚を整理しているとその棚の奥の方からホコリを被ったけん玉が出てきた。

なぜここにけん玉が?
私は考えた。なぜ、なぜ、なぜここに・・・・あっそうだ、あれだ、あの時だ。
最近は考えても考えてもなっかなか目的の思考を搾りだせないのだが、今回は珍しく出た。
確かこれはだいぶ前、銀行で新しく通帳を作った時に頂いたものだった。
「今回は新規をありがとうございます。景品としてここに展示してある昔のおもちゃシリーズからお好きな物を一点差し上げております。さぁどうぞ。」
銀行員のあま~い言葉に誘われて、私はたくさんのおもちゃの中からこのけん玉を選んだ事を覚えている。
おもちゃ自体も懐かしいが、このけん玉をもらって来た10年前の時代も懐かしい。
スタッフを交えて遊んでみるとこれがまたなかなか面白い。
順番に難度の高い技へと進んで行く。かなり熱くなる。
ここでスタッフ・ジンが難度としては最高レベルの技を紹介しよう。
さぁどうぞ~!


彼はけん玉の玉の方を手にしています。
そうです、把手の方を振り上げて、そのとんがった部分を、手にしている玉の穴に入れようというのです。
神経を集中しています。
仕事している時には見せたこともない真剣な顔。


ん~なかなか良い振りだ!


おお~ブラボ~!素晴らしいではないか!
給料を手にした時よりもすばらしい笑顔だ。

ん~素朴なものは奥が深い。
たまには昔のおもちゃもいいものですね。

*後半はフィクションであります。こんな難しい事はなかなかできるものではありません。
 悪しからず。
計画性の欠如を露呈する形となった前回の十和田湖冬物語。
この苦い経験が未だ鮮明に心に焼き付いていたはずの月曜日、再び休日が訪れた。
晴天に恵まれジッとしてはいられない。
そんな時またまたテレビでチラ見した十和田市現代美術館の映像が脳裏に浮んだ。
確かロン・ミュエラの巨大なおばちゃんのオブジェが展示されていた。
これはぜひ行かねばと決意も新たに意気揚々と向ったのである。
美術館の外観はまるでヨーロッパの街角の一角かと見間違う程のモダンな景観。すばらしい!
早速車を美術館裏の駐車場へと回し入れ、カメラを片手に表側へと向って歩いた。
すると向こう側からスーツ姿のジェントルマンが私の方へと進んで来て「こんにちは!」と挨拶をしてくれた。
思わず私も「こんにちは!」と返した。
「いい天気ですね、今日は休館日ですよ」

えーーーーーーーーーーーーーーーー!



壁画の巨大な樹木と街路樹のコラボの図


カラフルな花々をまとい天を仰ぐ巨大な馬の図


白い壁に真っ赤なアリが印象的な図


一枚ガラスの内側に展示してある巨大シャンデリアに近付いてみてビックリ!
芸術は根気だ!とつくづく思わされた。皆さんもぜひ見学してみて驚いてみて下さい。
中で見たらもっと感動する事でしょう。
結局今回も下調べという基本的行為を忠実に無視しての大失敗。仕方がありませんね。
こんな事にはめげずにまたフラリと何処かへ向う事でしょう。
だが、月曜日が休日の私は休日の曜日が変わらないかぎりここは無理だと言う事だけはインプットされました。


向いの公園にも何だかおもしろい物体が!

オヤジパワーが凄い!
八戸の音楽シーンを支え続けて来たライヴハウス・ロックスが今年で20周年を向かえた。
その記念イベント(3/1)に潜入。
私自身久々のロックスで胸がおどるのと同時に、懐かしい顔・顔・顔の嵐、同窓会の雰囲気で涙がちょちょぎれそうになった。


厳つい顔のオヤジがほえる。玉露の代表曲「夏のお嬢さん」が響き渡る。
石岡氏のこの曲を聞くのは十数年振り。まだまだ足腰も衰えてはいないようだ。


続いてはCAPTAIN13の登場だ。彼等を見るのも久し振り。
見ない間にレベルとパワーがかなりアップしていて驚いた。
コウイチロウ氏の本気モードは圧倒的にライヴ会場にいる皆の心を鷲掴みにしていた。


パキとボブ。いい顔してる。


満を持しての登場はケンカキック。
写真左はみのる氏、以前は無国籍料理店HGCで店長をしてもらっていた、いい男だ。
右から二人目の橋本氏とは二十年来の友人だ。
遥か昔「T-bird night」と銘打ったイベントを盛んにやっていた頃、彼の強力な協力で、数々の有名バンドを呼んでもらったり、私達のようなド素人をバンドのボーカルに起用してもらったりと大変お世話になった。
今回は、ケンカキックを実際にしてしまったのか、左足のじん帯を損傷しての出演だった。
しかしそれを全く感じさせないステージはさすがだ。
ケンカキックは現在東京を中心に活躍していおり、アルバム「実録!ボイン天国」が絶賛発売中だ。
ロックスのユキさん、これからもみんなの笑顔のために頑張ってくださいませ。

そしてこの日、私の耳は壊れた。
出張そして商品発注と過酷な数週間がとうとう終盤に差掛かり、今週はひとまずほっと一息入れたところ。
なんにも負担のない休日は久し振りです。
そこで、先日、テレビのローカルニュースで目にした「十和田湖・冬物語」というイベントに行ってみようと思い立ったのです。
画面には巨大な氷の彫刻が立ち並び、夜には数々の花火が夜空を焦がす幻想的な世界が広がっておりました。

さすがにこの時間帯花火はないよな~と思いつつ朝の8時に八戸を出発。
私は奥入瀬を完全になめておりました。
八戸には全く雪がなく、そのつもりの安易な心構えで向かっていると、焼山あたりからは一面銀世界。
奥入瀬渓流ラインでは危うく雪壁側や渓流側に突っ込むかも~なスピンを三度体験。
休みも久し振りなら、緊張感が背筋を走るスピンも久し振り。フ-ッと冷や汗たらり。
それでもなんとか休屋に到着。


「冬物語」会場入り口


しかし、しかし、会場に入ってびっくり。
すでに取り壊しの最中ではありませんか。
聞けば「ああ、それは昨日で終わったよ!」と心に響く温かいお言葉。
私は思い立ったら派なので計画性が欠如、こんな事態は日常茶飯事でなれっこ。
「あっそうですか、それではまた」
と一言残し、乙女の像へと向かったのです。


これまた久し振りの神々しいお姿拝見、確か中学以来。
側にいた観光客のおばちゃんがなにげに同行者に向かって言葉を発した。
「初めて実物見たね~、でももっとスルッとしたスタイルしてるのかと思ってたけど、案外リアルなのね。」
「いやいや、あなたよりはスルッとしてますよ。」
心の中で私が言った。
それにしても、数十年振りで見た「乙女の像」は、モノクロの湖を背に美しい型を保っておりました。




雪景色には深々とした静けさがあります。
餌を見つけているのか時々水の中に頭を潜らせながらも白鳥がのんびりと浮いています。


朝飯は食って来たのだがやはりラーメン。
何かしるしでも残すかのように、するりと食堂に入ってしまいました。
「う~ん、うまい!」


昼過ぎには十和田湖を出発。
途中、奥入瀬渓流の雪景色をパシャリと一枚ゲット、次に蔦温泉でひとっ風呂あび懐かしい音楽に包まれながら八戸へと向かった。
思えば、冬の十和田湖をしっかり見たのは初めてだった。
以前、一度社員旅行で送迎用の大型バスに揺られて通った事はあったが、あの時は景色を見るというよりは大雪のため道中危険な思いをした事しか頭には残っていない。

今日はすぐそばにこんなにも素晴らしい自然がある事を再確認できた至福の一日であり
また、スピンの恐怖を久し振りに味わい、雪道をなめてはいけないと肝に銘じた一日でもあった。
めでたしめでたし。


な、なんと、モ~2月!
新しい牛の年の幕が明け、バタバタと目まぐるしい日々を追い掛けているうちに、既に一ヶ月が経過・・・早いものです。
そんななかドメスティックでは春夏物、またインポートでは秋冬物の展示会がはじまりました。
3月いっぱいは毎週のように出張が続きます。
今回は数年振りに東京ギフトショーへも顔を出してきました。


久々に見るビックサイト。
大空をバックに奇抜な立体感が空間を支配し目にする人々に深い印象を与えます。壮観ですね。


オープンしたばっかりの早い時間に出向いたにも関わらず玄関へと大勢の人が向かっていました。


ブースは多岐に及び、西館から東館とかなり広いスペース。その長距離の移動には走る通路が便利。
残念ながら館内は撮影禁止になっていたので写真はこれくらい。
目指すアンティークグッツはあったのだがプライスがあわずに断念。やはりアメリカでの買い付けが一番のようだ。


午後からは洋服の展示会が5件入っていたので、その前に一息入れようといつもお世話になっている恵比寿の
ビーグットさんへ寄ってみた。
するとそこには長野県は松本市で、(ち)と一番二番をあらそうグッドな男前・西君がいたではないか。
相変わらずの元気ハツラツ。 奥に佇むのは、かの有名な東・京一郎氏。
しばしの歓談後、忙しい西君はシャキシャキと自由が丘へと向かって行った。
久し振りに会い、なんだか根拠のない元気をもらった私もシャキシャキとひとつ目の展示会へと向かう事が出来た。ありがとう!

(PM8:04)
はやて最終便、シャキシャキと歩き過ぎて右足にまめができ、びっこをひく情けない私がソファーにぐったりと腰を落としていた。