2014年7月

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早朝の軽いジョギングを終え、何気なく空を見上げると透きとおる程のブルースカイ、予定してはいなかったが時間はたっぷりあるし「名久井岳」にでも行ってみるか、そう思ったら早々の登山支度。

ものの1時間もあればの「名久井岳」。
途中、名川町に入って複雑な踏切に突入、右側前方に警察官の姿が・・・。
初めてのシチュエーションに、私はかなり手前で一時停止、そこからまた目前の踏切に突入前に一時停止、するとその警察官が走って私のところにやってきて私をストップさせたのです。
「なんだ、なんだ」私は若干の混乱の中。
「ここはね二重停止の場所なんですよ、はじめに止まったところはもう少し手前で止まってもらわないと困ります、今度からは気をつけて下さいね」とのひと言。
「わかりました、今度からは気をつけます」
なんとかセーフ、初めての場所はしっかりと気をつけなければいけませんね。
そんなこんなで初めての「名久井岳」。




入山口にある大きなお寺と「かもしかコース」の入り口であります。


なだらかな遊歩道が続きます。その道をテクテクと進んでいくと途中車の通る幹線道にぶつかります。
案内所で手に入れた簡単な地図を見ると山頂までには2つのルートがあるらしくここからやや上に登ったところにひとつ、また少しばかり下った所にひとつあるらしい表記が、私はやや上ったところから入って山頂を目指そうと、その幹線路を登ったのでありました。

これが大きな間違いだったのです。行けども行けどもその山頂を目指すべく入口が見当たらない。
まだかまだかと歩いているうちになんとその道は下って行くではありませんか、数キロ歩いてとうとう「もどろう!」となったのです。

かなりの時間ロス、結局元の位置まで戻ってもその上側表記の入り口は見当たらず、仕方がないのでそのまま下側へと向かうとものの2分で別の入り口発見、そこから山頂を目指したのでありました。


ここからはやや急な斜面がお目見え、チェーンをつたってえっさかさ、ぽたりぽたりと玉汗が滴り落ちます。


そしてとうとう山頂へ到達、空は晴れ渡りいつもながら気持ちの良いものです。

さあ、明日は出張ですからそろそろ下りましょう、。


SUMMER WORKS EXHIBITION ”STANCE"
22日、展示会最終日、休日をもらっていた私はバイクでひとっ走り伺ってまいりました。

青天に恵まれ縁側展示場のドアもとっぱらい風が行き交う解放感に胸躍ります。






無垢材を使った新しい作品がずらり、いつもながらすばらしい出来栄えです。
今回は、やはり店で必要なフィッティングルームで使う大型のミラーの制作を依頼、デザインとカラ-を打ち合わせておきまして、なにしろあちらこちらで引っ張りだこの忙しい三浦氏、落ち着いたらゆっくり作ってもらえればと思います。


裏庭にあらたに作った「池」が涼を呼びます。ハスの花もちょうど咲いたみたい、白からピンクのグラデーションがきれいですね。
そして・・・待望のランチタイム。

ラムネ付きスープカレーランチ。
青い空の下、緑と花に囲まれ井戸のせせらぎを聞きながらのランチはこのうえない幸せでございます。これだからラウラさんの展示会は外せませんね。
「ごちそうさまです」今年もおいしいランチありがとうございました。
ミラー、気長に待ちます、そしてまた出来上がりを楽しみにしております。


14日(月)の夕べ、ソウル・ブランチ・カフェにてブルームーンカルテットのライブがありました。
近ごろどうしたわけか、蕎麦処「おきな」の大将シンちゃんがウクレレにはまっておりまして、日夜練習に明け暮れている様子。
そのシンちゃんが練習するにあたっての教則本が、かのブルームーンカルテットのウクレレ奏者であるトミナガ氏の出した本、そこでシンちゃんまずは友達からとFBで彼に友達申請、これがうまく事が運び、まじめな性格が功を奏し信頼を勝ち得たシンちゃん、今度は姉夫婦営むソウル・ブランチ・カフェでの出演交渉へと発展したのでありました。

するとなんと、たまたまに青森、弘前のライブが決まっていたところの隙間のいち日をここ八戸で演奏してくれることに。
なんと言う強運の持ち主シンちゃん大将、やったね!


最高の夜をありがとう。
さっそくCDを4枚購入、そして新しく出たらしい教則本も一冊購入。
と言うのも、数年前に私もウクレレをやってみたくて渋谷の黒沢楽器でウクレレを購入しておりまして、そのままケースになかで爆睡中、そろそろ起こさなくては、と今回のライブを体感して心がクラリと動きまして、シンちゃんに負けないように練習しちゃおうかな、なーんて考えている次第であります。
「ブルームーンカルテット」かなりいいです。
7月に入って連休をゲット出来た私は、かの津軽平野に悠然と鎮座する「岩木山」登山を決行。
午前3時に目を覚まして準備万端、午前5時をちょっと回ったあたりで自宅を出発、蔦温泉経由103号から黒石方面へと進路を変えて、まるで近未来型タイムトンネルのような雪よけトンネルをスル―。

その後102号にまたまた乗り換え、弘前に入ってからはひたすら3号にて岩木山を目指すも、前のタクシーがトロトロ運転全開、お陰さまで美しい岩木山全景をゆっくりと堪能できて、まあ、いっか。



嶽温泉郷へと無事に到着した私は、その目の前にある登山口へとひとり向かったのでありました。初めての山はわくわくします。


まだまだ巨木の域まで達してはいないだろうブナ林にはうようにひかれた山道を熊鈴を響かせながらひたすら歩き進みます。
風が通らないから蒸し暑いのですがなんのその。ヒーハ―いいながら一歩一歩、これがいいのです。


おおーっ、あれは確かパンフレットで観た8合目リフトではありませんか、とうとうここまで、ひと息入れましょう。

そしてまたそこから山頂への入り口へと向かい、さあ、あとちょっとであります。




9合目の避難小屋が見えてきました。このあたりでなにやら下の方から笛や太鼓の演奏が幽かに聞こえる、なんだ?とおもいつつもせっせとあの先に見える頂上を目指します。
ここからはほぼ大きな石の坂道が続きますが私のビブラムはしかっかりと接地面を咥え込んでセーフティウォーキング、とうとう山頂に到着出来たのでした。


山頂の小さな社から八甲田をのぞむの図。一寸先は断崖絶壁であります。


下界で買って来たサンドイッチを一口、エネルギーを充電していると先ほどから聞こえていた笛太鼓の音がどんどん近付いてきて、この山頂で合流したのでありました。



いったいなんなのだこの人達は?と思っていると、「私達は、登山囃子の仲間で、毎年この七夕の7月7日にこうやって御囃子で山を登るんですよ」との事。
なんとラッキーなシチュエーションではありませんか、しかも今日が七夕だったなんて、たった今知ったところ、そう言えばそうだったか・・・とかなんとか考えが廻っているうちになんと今度は山頂演奏が始まりました。
これには感動したしました。「ブラボー、すばらしい」。時間のずれも考えると年一、こうやってこの方々に遭遇できる機会ってまずありえない確率、最後は盛大な拍手で山頂は大盛り上がり、素晴らしい時間でありました。ありがとうございました。

サンドイッチも腹に収まり、英気を養った私は下山へ。
するとなんと今年初のセミの声、下界ではまだまだ先の出来事のはず、どれどれと背丈の低い木の間をそろり覗くと、いるではありませんか、小さなセミ君が、なかなかかわいいものです。

じっと覗いているとそろそろと歩き私から反対側に移動、隠れてしまいました。
グッバイセミ君、また来るよ。

その後は休む事も無く、怪我も無く、途中デカビタドリングを買ったので小銭も無く無事に下山、ここもまたほんとうに美しい山でありました。ありがとうございました。
次回は違うコースに挑戦したい、なーんて思わずにはいられない山であります。




縄文人の宿の源泉掛け流しにて汗を流し、岩木山神社前のなかの食堂さんでラーメンを食し、これ以上ない幸せな気分を抱きしめて3号線をひた走り、八甲田を経由して帰路についた1キロ程体重が減ったものの腰に若干の違和感を抱えてしまった私でありました。




ようやく夏らしい青天と暑さがよみがえってきた今日この頃。
そうなればやっぱりバイクでしょ、と言う事で。



テスト走行で十和田から店までやってきてくれた「アキモトモーターサイクル」のアキモト氏。
細部まで手の込んだカスタムの施されたパン、内燃機系のトラブルだったのか仕上がりのテストドライブで往復70キロ、どうやら仕上がりは上々の模様ですね。
彼の作るバイクにはいつも惚れ惚れとさせられます。南部を、しいては青森県を代表するビルダーのひとりと言っても過言ではありません。
深夜、静まり返った密室の片隅でコツコツと形にしてくいくその姿勢と集中力は、何をするにあたっても見習わなければならないところであります。
最近、年のせいか集中力の低下は否めない私には痛い部分です。


この「’47WL]も彼の仕事であります。
カッコイイ以外のナニモノでもありませんね。ワンオフパーツを駆使した唯一無二の存在であります。
これからも世界にひとつのいいものを続々と見せてもらえれば幸いです。
そろそろ「BORN FREE 7」あたりに招待がくるかもね?