2008年3月

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先日、寝ているとけたたましく吠える携帯電話によって叩き起こされた。
相手はミスターエックスヒロシ。彼は偉大な歴史家のひとりである。
その彼からもたらされた情報とは、あのイースター島でしか存在が確認されてはいない「モアイ像」がこの日本で、
しかもここ八戸で発見されたと言うものであった。
この情報で眠気も吹っ飛び、すぐに現場へと直行したのだ。



彼の情報を元に道なき道を進んでいくと、海岸線を行き交うローカル線の踏切りが見えて来た。
彼のいうとおりだ。


それをさらに進んで行くとまるで島のような大きな岩が目に飛び込んできたではないか。
これは近いぞ。 このあたりのはずだ。



お~あれではないか!
あれはまさしくモアイだ!モアイ像以外の何者でもない!


1722年、オランダ人によって初めてイースター島は発見されたのだが、
すでにモアイ像は存在していた。
と言う事は1722年以前にここ八戸にも存在していたのだ。
遠いロマンを感じた、ミスターエックスヒロシの新情報であった。

あたりを見回したが、東スポの記者らしい姿は未だなかった。

ついに「グッドオールデイズ」も完成し、3月20日以降全国の本屋さんにならぶ事となりました。
バンザーイ!バンザーイ!



表紙は前回のブログでの検討のとうりに、A案の黄色いはっきりとした目立つ色のものにタイトル文字はやや盛り上がった黒、そして帯はB案の文字を緑から黒に変えて分かりやすくしたものを装着。
書店でもひとめでわかるはずですよ!



帯の裏側には三井画伯のひとつのイラストが。
これがこの本の内様を暗示させる雰囲気を醸し出していますね。
もちろん本文のなかにはたくさんのカットがちりばめられています。文章とのマッチングが最高にわらいを誘います。

全国の紀伊国屋書店を中心に各地方の書店さんにもならんであるはずです。
もし見当たらない場合にはもちろんアマゾンなど、ネット書店でも扱っていますのでどうぞ一度手に取ってみて下さいませ。
な・に・と・ぞ・よろしくお願いいたします。


明日20日に3册ですが視聴者プレゼントとしてネットショップのワンコーナーに出品します。
ゲットしたい方は、アップと同時に申し込んで下さいね。

早いもの勝ちですよ~。


毎年この寒い時期、常夏のワイハーからここ八戸を訪れてくれる方がいます。
今年は2月でしたのでバッチリ零下の季節。ハワイとの温度差はいったいどれくらいあるのだろう?
などど野暮な質問が頭に浮んだのですが、そこはググッと心にホールドし、一年振りの友人との再会に楽しいランチへと出掛けたのでありました。


コナベイハワイの木内氏と言います。
彼はハワイアンシャツに惚れ込み、ハワイの地に移住しその愛するハワイアンシャツを作っているのです。
国籍も取得し既にアメリカ人になってしまいました。
そうして、一年に一度日本に帰って来ては、得意先に顔をみせに来てくれるのです。


今年は八戸でも老舗中の老舗である、蕎麦処「おきな」にしました。
「蕎麦でもどうですか?」と私自身が行きたかったので言ってみると「お~蕎麦いいね~」と言う事になり直行したのです。


しかし・・・・注文したのは蕎麦ではなく(かつ重)でありました。
そうです、メニューを見ていて気が変わったのです。この隠れた名品を選んだのです。
これは絶妙なチョイスで、彼が大いに気にいってくれたのです。(良かった、良かった。ホッ!)
ソースかつと軽く湯がいたキャベツの不倫関係が、ふっくらと炊きあがったご飯に抜群にあうのですよ。
「これはうまい!」と彼が太鼓判。
この後しばしの歓談、そしてその足で日本での地元「横浜」へと帰って行ったのです。
彼はこの昼食のためだけに八戸に来たのですよ。ものすごい行動力、脱帽です。
来年の2月、またお待ちしています。
そして私は今から何処にいくか気合いを入れて考えなくてはならないのです。
でも・・・・・次は蕎麦?



おまけですが「おきな」は100周年で~す!

わたくしごとで恐縮ですが、今月、そう3月の下旬に遂に本が出る事になりました。
それはコラムという形で面白可笑しく、時にはシュールに書き綴って来たエッセイであります。
うれしいではあ~りませんか。私にとっては記念すべき出来事であります。
出版元は幻冬舎ルネッサンス。
ここの門を叩き、編集者である塚原女史に製本までの流れをうかがい、決断した次第です。
原稿チェックから始まり、数度の直しを経て待ちに待った製本まで辿り着いたところです。
それにしても編集者のちからは凄い。
彼女のいうとうりに原稿を修正し無駄を削ぎ落としていくと、私のつたない文章が、あ~ら不思議、うまい具合に読みやすくなったではありませんか。
脱帽です。



これはタイトルを含む表紙のサンプルA案です。
シンプルではっきりと分かりやすいものに仕上がっています。さすがプロですね。




こちらがサンプルB案です。
イラストを頼んでいたチェルシーの三井画伯の絵がちりばめられていて、全体の雰囲気を楽しいものにしてくれています。文字との相性も良いですね。
どちらにするのか、この選択が私の最後の仕事になりました。
そして悩みに悩んだ末、タイトルはシンプルなA案で、帯はB案で行く事に決定しました。
いわゆる合作ですね、いやいや合体か。
今までとはひと味違う、新しく生まれ変わった文章や構成を、新鮮な形で皆様に発表できると確信しています。
3月の下旬から4月の上旬には書店に並ぶはずです。
この黄色い本を見かけましたら、ぜひ手に取って頂ければブラボーです。
きっと少しだけでも安らぎの時間を持てる?・・・かもしれませんよ。

*本が出来上がった暁には、私の手元にも数冊の本が届きます。
その時には3册だけですがオンラインショップのワンコーナーで視聴者プレゼントをしたいと考えています。
(せこくてごめんなさい!)
プレゼントの本は突然アップしますので、どうぞお見逃しのないように!


注意・・・身内の方は絶対に御遠慮下さいませませ! 《特にクロは厳禁で!》

時の流れと共に全ての物体が劣化し、荒廃していくものです。
その中でも凛とした佇まいを今尚残し続けている建物があります。
長年の風雪にも堪え、ボロボロになりながらもしっかりと地に足を付け続けているのです。



浜風がもろにぶち当たる砂浜沿いに立っています。昔は賑わいを見せていた事でしょう。
今はペンキも色褪せ(この色がまたいい)かすかに残る「ラーメン」の白文字。
その素朴な味わいが煮干だしスープを彷彿とさせます。


大きな何かの工場だったのでしょう。
今では屋根すら朽ち果て、骨格を残すのみになっています。
しかししっかりと立っていますね~、たいしたものです。


この建物の玄関の上部のトタンの色が私は好きです。
この色はペンキ職人でもおいそれとは出せない発色でしょう。
経年でサビが変化した自然が作り出す不思議で感動的な色合いです。


これは場所柄、魚関係の工場だったのでしょうか?
コンクリートの重量感と活気のあった時代を思い起こさせる存在感がありますね。
巨大な煙突には郷愁感さえ漂っています。


これもかなり前からこのままの出立ちで市内に佇んでいます。
天に聳える「八戸ボーリングセンター」の文字が威厳を発しています。
もちろん数十年前からボーリング場ではなく、倉庫として活躍している様です。
これらは全て八戸市内に現存しています。
皆さんはどれくらいを目にした事があるでしょうか。
また、これから目にする事ができるのでしょうか。
これらの美しさを時には気にして見てはいかがですか。
なぜだかきっと愛しさを感じることでしょう!