なんかある?

とある昼下がり。
合鍵を作る事となった私は、沼舘地区にあるホームセンター「サンデー」へと足を伸ばした。
大型の駐車場に車を止め店内へ、カギを作ってくれるコーナーへと向い注文。
「10分くらいお待ち下さい」
スタッフのその言葉に店内をぶらぶら・・・・と、向こうから見知った顔がひとつ。
市内で子供服のショップを営むM氏。
昨年の夏に東京駅で会って以来の再会、懐かしさのあまり雑談!
「それじゃあまた」
と別れた私の目の前を美容師のA夫妻が通りかかった。
「おおー久し振りだねー」
彼とは1年前の冬に本屋で会って以来の再会、そしてしばし雑談。
「それじゃあまた」
と別れてカギの仕上がり具合を確かめようとカギコーナーへ向うと、なんと向こうから元スタッフのTOMOちゃんが。
「おおー元気、今ヨガの先生してるらしいけどどうなのー」
としばし雑談。
結局30分余りの時間を費やしてしまった。

店に戻って午後の6時を回った頃。
すっかり日も沈み冬の闇がすでにあたりを支配していた。
静けさの中、無造作に玄関ドアが押し開けられた。
「おおーお前、カントク、カントクじゃねーか」
「へへっ、どうもお久し振りです」
かれこれ2年ぶりの再会。
以前、ハーディーガ-ディーカンパニーでシェフをやってもらっていた男で、現在はオーストラリア人の嫁をもらい、オーストラリアに住んでいる。
ちなみに「カントク」は単なるあだなであります。ベタではありますが本名を黒沢といいます。悪しからず。

そこへ普段はめったに顔を出さないアツシ登場!


「おおーカントクじゃあないですかー久し振りですねーなんでここにいるんですかー」
あまりの突然の出来事にアツシの矢継ぎ早の質問が飛ぶ飛ぶ。

私は思った。
「今日は、いったいどうしたと言うのだ。なにか不吉な出来事の予兆か、それとも私の命の灯火が今日明日尽きようとでもしていると言うのか。
とにもかくにもこんなにも偶然が重なるなんてそうは無い。えーーーーい、悪魔よ立ち去れーーーーーーー!」
バタバタバタバタバターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
と言う事で、何事も無く嬉しい再会。



今回、彼等は長期の休暇をとり来週にはロサンゼルスに飛ぶそうだ。
次に南米ブラジルに向い、最終ニューヨークと言った長丁場らしい。
ニューヨークではよっちゃん(コラム登場あり)の鮨屋によって、ティーバードにつけて食ってくると言っていたが、それもまた面白い。わざわざ集金にでも来てもらおうか。
「しょっすーじゃ!」
日本時間午後4時あたり、きっとよっちゃんからそんな電話が来るに違い無い。

ナタ-シャ&カントク、体に気をつけて良い旅を!