2020年12月

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最後の最後にドッカンと雪がやってきましたね。
八戸は北国ながら比較的雪の少ないところですが今回はなかなかの量が降りました。久しぶりの雪かきは腰に来ますね。もうこんなところで勘弁してほしいところです。
そして新型コロナによって散々にかき回されたこのいち年、経済的にも精神的にもかなり厳しい年となってしまいました。世界的にも大きなダメージを受けてしまっていますが、ワクチン、特効薬の開発も佳境を迎えている今日この頃、来年こそはそれらによって平穏な暮らしが再び訪れてくれることを願ってやみません。
前代未聞だったこのいち年、皆様には本当にお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願い致します。
今回はスキーではなく雪の八甲田トレッキングにGO。
事前に用意しておいた大型のリュックにダウン等予備のウエアーを詰め込み出かけます。


途中のワインディングロードはまだ低めの壁ですがきれいですね。


八甲田山スキー場を超えて少し進むと「酸ヶ湯温泉」が前方に見えてきました。なかなかの雪の量ですね。


温泉上の駐車場到着。天気は上々ですが一時的に雲が出てきました。幽かに大岳が姿を表しております。早速着替えましょう。


新調したブーツスパッツにアイゼンを装備、さぁ出発しましょう。ワクワクです。


あのあたりが登山口ですね。おおっすでに誰かが入っていますね。私もあそこから入山します。この雪の壁を上がるのが一苦労、崩れてなかなかすんなりとはいきませんね。這いつくばってなんとか成功。


う~~ん、先人は、これはスキーで進んでいますね。体が沈みすぎて全く歩けませんね、1Kくらいならもがきながら進んでもなんとかなりますがこれでは登りきるのは無理ですね。完璧に装備のミスであります。
この時期のこの晴天もったいないのですが、いったん撤退であります。
次回スノーシューを用意しての再チャレンジですね。
来週は天気がいまいちでしたので年明けになりますね、再チャレンジは。楽しみは来年です。
風雪をしのげるサイドフルジップパンツを探して八戸市内をくまなく探索してみてもなかなか探せず、ネット検索。
すると青森市内のアウトドアショップに在庫があるとの情報をゲット、早々に向かってみたのでした。パンツは履いて見なければわかりませんから。
と言うのも、2週間ほどまえに登った岩手山の山頂付近での強風雪の寒さにやられて、こんな状況でブーツも脱がずにささっと履ける携帯オーバーパンツがあれば便利なのになーと思い、
この先のためにもと探したのでした。
サイズも揃っていたので試着後ゲット、せっかく来たのでついでに12本歯のアイゼンを1セットゲット。これでまだまだ近場の山はチャレンジできそうです。




帰り途中の浅虫海岸。
季節のせいかコロナのせいかはたまたこの風雨のせいかわかりませんが、人っ子ひとりいないこの寂しい風景にひとりふらり。
私は、このどこか懐かしくもある昭和の意思を引きずった閑散とした沈黙が漂う風情にぐいっとひかれてしまうのです。確か幼稚園での遠足でここを訪れた時のままに今あるように。
遥か彼方には青森市のシンボルでもある三角形のアスパムが荒れた波間の向こうにぽつり。この暮れ時期のこの天候、あまりにも心揺さぶる演歌の世界ですね。
うーー寒む、明日は晴れることを願って、さぁ八戸に帰りましょう。