2007年11月

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一年に数回アンティークの買い付けでアメリカに向かうのですが、その時ロサンゼルスでいつも滞在するホテルを御紹介しましょう。

場所はサンタモニカのサードストリートと言われるメインストリート沿いに位置すると同時に、サンタモニカビーチへも徒歩5分と言う素晴らしいロケーションのモーターリストホテル『Cal-Mar Hotel』です。
創業ははっきりとは分からないのですが、おそらく1950年代には存在したのではないかと思われる、歴史を感じる外観や内装です。
私の愛するゴールデン期のアメリカがその空間には残されているのです。
ワンダフルな中庭を中心とし、それを四角く囲む形で2階建の建物が連なっています。
各部屋のルームナンバープレートですら本物のミッドセンチュリーなのです。

ホテルの中心をなす中庭です。まるで1950年代にそのままタイムスリップした感じになります。
家族連れで訪れているツーリストの子供達がよくこのプールで遊んでいます。


そしてこれがナイトシーンです。きれいでしょ。最初にここを訪れた時の感動は忘れられませんね。
2階のベランダでビールを飲みながらうっとりと眺めたものです。


そして朝、カリフォルニアの陽光を浴びながらの目覚め。
ベランダでくつろぐ彼はビーグットの広沢君と言う梱包の名人です。
昨夜深夜まで及んだ荷物の梱包疲れを癒してくれる爽やかな風が、温かく彼を包んでいました。
(酒飲んでも、すぐに寝るなよ!)


朝食前にサンタモニカビーチまでのウォーキングで体を目覚めさせ、そしてこれから買い付けの仕事です。
今日も一日頑張るぞ~!といつも出掛けて行くのでした。
移動の時なんかもいつもカメラを持ち歩いてはいるのですが、たまたま忘れた時なんかにおもしろい雲と遭遇したりします。
うわあ~なんだよ~!と思ったりしますが、雲ばっかりは待ってはくれないので、直ぐに見なかった事に気持ちを切り替えます。じゃないとやきもきして体がもちませんからね。
でも、本当に皮肉なものです。


店の前に今年の夏、公園が完成しました。
三社大祭と言う八戸の秋祭りの山車なども収納出来る大きな格納庫も完備したかなり広い公園です。
小さな子供を連れた家族が時折散歩を楽しんでいる様子です。
その、のどかな風景のしかも夕方に、公園の中央にそびえる人工の高台のてっぺんに登り、キャッチした空です。
子供の頃、そろそろ夕食が出来上る頃で、まだ遊びたいけど帰らなければ~と言う哀愁帯びたシチュエーションの空ですね。 カラスが鳴いていれば完璧!


これは水墨画の世界の中で、何か得体の知れない怪物、例えば竜なんかがチョコッと顔でも出しそうな、不思議な感じです。色の濃淡加減をジッと眺めているといろんなものが見えて来ますよ。


千の風です。大空を自由に飛び交う千の風が雲を連れて旅をしているのでしょう。
気持ちのスカッとする様な流れですね。


サービスショットです。たまたま海に向かって行っていたら、タンカーが知らない家の屋根をゆうゆうと航行していました。何処へ行くのでしょうね。
しっかりとカメラは肌身はなさず持ち歩き、次回はまんがでよく目にするフォルクスワーゲンの形の雲に会ってみたいと思っている今日この頃です。
今年のあの暑かった夏も過ぎ去り、津軽富士である岩木山にも初冠雪があったと今日の朝のニュースで耳にしたのでした。もうそんな初冬の季節になってしまったのですね。
そう言えば朝晩だいぶ冷え込んできていますね。
十和田湖とか八甲田方面の紅葉はさぞ素晴らしい状態になっている事でしょう。行ってみたいですね~。
しかしながら、残念ながら時間が取れずに行けそうも無い様子。
そこで近場で紅葉を探して来たのです。

これは近場も近場、家の庭にある蝦夷エノキとケヤキです。
左側のエノキはオオムラサキと言うあの日本の国蝶に指定されている綺麗な蝶の餌になる木です。
八戸はオオムラサキの生息地の北限なのでその幼虫が来てくれる事を願っている所です。
右側がケヤキで両方まだまだ高さ4メートル位の幼木です。

そしてこちらが今のショットです。だいぶ全体の葉の色が変わっています。
カエデなどに比べると発色もいまいちですが、とてもかわいいものです。

これはたまたま通りかかった道の脇に生えていた木ですが、その木にツタがからまり、そのツタだけが紅葉しているものです。
あまりににもきれいなコントラストなので思わずパシャリ!

これはまた庭なのですが、今年の春5月に植えたハナミズキです。
やっと根付いた様子で真っ赤に紅葉しました。
高さ2メートル足らずの赤ちゃん木で、この厳しい冬を乗り越えて欲しいと願ってやみません。
もし今年時間が出来きて、八甲田等行く事が出来たら次回は雄大な景色を御紹介できればと思っています。