2016年9月

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まったくその気も無かったロードバイク。
走るのは自分の足で走るし、遠出は単車でぐるりが私の常識でありました。自転車であちらこちらに?私のなかではありえない考えでありました。
「来週十和田湖一周行きましょう、面白いですよ」
熱心に誘ってくれるK君、次週は連休をもらっていた私、迂闊にもその言葉に「うん」と言ってしまった私。
のり方からギアチェンジの仕方はたまた下りの姿勢に至るまですべてのレクチャーを受けていざ出陣。



こちらが私のお借りしたロードバイク。このなんたる軽さにびっくり。
ちょいと背の高いサドルにまたがりエッサホイサと懸命に漕ぎまず。奥入瀬渓流を過ぎて先に見えるは登り坂。
その永遠に続きそうな登り坂も渾身の力を振り絞って登ります。K君、さすが慣れてらっしゃる、スイスイと登ります。私の心臓はフル作動、これまた懸命に酸素を送り続けてくれております。なかなかやりおる。
そしてとうとう展望台に到着。


雲海の美しい事、素晴らしい景色であります。
ここからは下り、下りこそスピードが出るので気をつけなくてはなりません。
しっかりとハンドルとブレーキレバーを押さえてコーナーを切ります。
「ケツが痛い」
が、がんばります。
途中、休屋でコーヒーを一杯、再びライドオン。
「おもしろい」
ロードバイク、なかなかのものです。


ゴール、無事焼山に到着であります。
バイクからメットからシューズからウエアーまでなにもかも貸してもらいまして、K君ありがとうございました。
いい汗をかかしてもらいました、なんでもトライしてみるものです、その良さはやっぱりやってみなければわからないものですね。
以前から登山にチャレンジしてみたいと言っていたM君。
約束しても雨だったりどちらかが都合つかなかったりで延び延びになっていた計画だったのですが今回ずばり一致。そして晴天に恵まれたのでした。


初めての登山とあってワクワクなM君、かなりやる気満々であります。


比較的八甲田は、その景色を堪能しながら歩きやすい環境にあるのでM君さっそうと登ります。


あっという間の山頂、最高の景色に恵まれました。これはいい。
K君と岩手山に登った時は雨曇り、しかしその山頂に着いた途端に雲が晴れあたりを見渡せたのは奇跡でありましたね。
そんなこんなでひと息ついたあと下山。


テラスのある中腹の湿地帯までいっきに進行、ここで軽くおにぎりをパクリ、これがまた、やはりうまいのです。以前はパン系を持って行っていたのですが、ここ最近おにぎりに落ち着きました。
下山して焼山温泉郷でひとっプロ、ホッとするひと時であります。
するとここでローカル放送が突然鳴り出しました。
「焼山○○地区に本日熊が出没しました。充分お気を付け下さい」との事。
良かったです、その熊と遭遇しないで。


そして私達は「十和田ロマンパーク」にあるステーキハウスで高カロリーを補給したのでありました。
明日出張、がんばりまーす。
マラソン大会(弘前アップルマラソン)も10月のあたまと言う事で、そろそろ長丁場のトレーニング、休日の午前中30キロを走ってみました。ある程度の距離を体験しておかないといきなりは無理がありますからね。


ここのところぐずぐずとした悪天候が続いておりましたが雨が無ければOK、故障は避けたいのでスローペースでの試走。走りなれている15キロくらいでは体へのダメージは感じないのですがさすがに25キロを超えてくると足腰に疲労感満載、特に足裏には鈍痛が走ります。だましだましゆっくりと進みます。そしてなんとか完走、久々の30キロ、やはりなかなか手強い距離であります。本番ではプラス10キロと少し、なんとか頑張ります。
がしかし、今回その本番の日と大事な仕事スケジュールがかぶりそうな、だけどやはり仕事優先ですからね、どうなるかは解かりませんが走る事だけは止めずに走っておくつもりです。




2016年秋冬商品が続々と入荷しております。
デウス・エクス・マキナ、ロングスリーブTからスウェットシャツ、またカッコイイキャップも多数入荷中。
FULL COUNTのダメージ加工デニムはTバード別注です。レングスを31インチにカットしてから職人による加工を入れてもらっているのでそのままのあたりスタイルで履く事が可能です。
パラブーツ、ラインナップが勢ぞろいです。
連日新作入荷してますので、店内もりもりでございます。

テレビCМで近頃ちょくちょくと目にしていた「タミヤ展」。
七戸町の道の駅と隣接して建つ「鷹山宇一記念美術館」、その企画展としてここ一カ月間「模型のタミヤ、70周年記念」と銘打った展覧会。



創業1946年からの歴代プラモデル(初期は木製)をずらり展示。マニアから懐かしい世代、そして子供達までが多数来館しておりました。平日にもかかわらず賑わっております。
プラモデル全盛期の往年の方々の熱心な眼差しは遠く、まるで少年時代の面影を彷彿とさせるよう。
小学生低学年だった私の誕生日、祖母の手料理の誕生パーティー、近所の友達の持ち寄るプレゼントは「タミヤのタンク」、そう戦車のプラモデル。うれしかった。それがすべてだった時代。
青白い丸型の蛍光灯の下でコツコツとひとり組み立てたものです。水張りシールはなぜか必ず曲がってしまう、難しいものでした。そんな懐かしい乗り物達がザックザクとあるある。
ノスタルジックな情景展のなかにポツンとあった「コマツブルト―ザー」の小さな模型、私、それがほしかった。
もちろん売り物ではありませんので断念。心残りなので3度程、じっくりと見学、そして小一時間程の夢の空間を後にしたのでありました。大人になってからのそれらは少年時代よりもまして大きな存在として心に残ったのでありました。