2011年12月

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年の瀬もたっぷりと深まった最終の休日。
私は、あの惨劇から見事に復興を遂げた「漁港ストアー」へと向いました。



震災前となんら変わらないその活気溢れる姿にホッとし、またその力強さに感動であります。
新しくなったピッカピカの食券販売機に小銭をぽとり。

私は大好物の野菜天ソバを注文、そしてタマゴとダイコンのおでんを奮発したのであります。
これがまたうまいのなんのって、バキュー-ーンであります。
最後のつゆまで完食。

店内もラムネコーナーから大漁旗、そしてまたど演歌大音量とほんと懐かしさ全開でありまして満足満足・・・・大満足であります。

「ごちそうさまでーーーーーーす!」

私達もこの迫力、気力での努力をまねてぜひがんばりたいと思います。

年末年始のご案内

2011年
12月31日(土) 午後5時までの営業となります。

2012年
1月2日(月) オープンは午前11時 初売りとなります。
        恒例の福袋の方もしっかりと準備万端取り揃えてお待ちいたしてお待ち致しております。

1月3日(火) オープンは午前11時30分 通常営業となります。

2011年は忘れる事の出来ない厳しい年となりましたが、皆様には大変に御世話になりこうして営業する事が出来てきました。本当にありがとうございました。
2012年度は心機一転、新しいブランドも交えてしっかりと頑張って行きたいと考えております。
これからもどうぞよろしく御願い致します。

ティーバードスタッフ一同


八戸市中心街にそびえたつ「ポータルミュージアム・はっち」。
極めて近代的かつ壮麗でいてアーバンなこの建築物は昨年オープンしたばかり。
様々なイベント事が隙間なく行なわれている、市民の憩いの場としての地位を確立しつつあるミュージアムホールであります。
それにしてもここの一画だけは群を抜いて新しい景観です。

そして今回、私は初めてこの「はっち」の玄関をくぐり抜けてその内部に足を踏み入れたのであります。
なぜかと言えば、それは、えんぶり和紙人形作家である高橋寛子さんの写真展があると言う情報を頂き、それはぜひ覗いてみたい、そう思ったからであります。

いやーっすばらしい写真の数々でありました。

普段さりげなくそこにある注視しなければ見過ごしてしまいがちな一瞬、あり余る静寂の中、陽光の奏でる旋律の燦爛を見事にとらえた一枚一枚に大感動でありました。あの、光りと緑が満ちあふれる縁側の写真にはやられてしまいました。
皆さんにもここで御紹介したいのはやまやまですが、やはりそれはそれ、ぜひ足を運んでもらって自身の目で確認して頂きたいと思います。
今月12月29日まで「はっち」2階にて開催中ですよ。




そしてその2階の常設展示場では、この躍動感あふれる「えんぶり和紙人形」も鑑賞する事が出来ます。素晴らしいの一言に尽きます。


高橋寛子さんの写真を一枚撮らせて頂きました。
久々にアートを身近に感じ心豊かな一日となりました、たくさんの感動をありがとうございました。
大袈裟な前振りも無く極めてさりげなく師走という本年度最終段階がやって来て、「えっ、もう!」などと、時の流れのあまりの早さにもれなく圧倒され、おろおろと落着かない私なのであります。
いつもならバイクを引っ張りだしてアクセル全開未知の荒野を目指すのですがいかんせん今は冬、ここはひとつ今年の〆として祖母の墓参りでも行って浮ついた心を落着かせようと決心、休みの日にちょっくら出掛けたのです。
すると・・・・・突然の大雪が・・・・日頃の妄想がいけないか・・・・。

いやいやまてまて、それどころか、なんだかきれい。
まるで日本画の巨匠でも描いたような風景画的おもむきではありませんか。
なんだか、かえって落着きを取り戻したような安堵感。
考えてみれば、この雪の時期、ここを訪れるのは初めての事です。

いつもはなんとなく眺めていたこの門ですら幻想的でいて摩訶不思議世界な雰囲気が漂います。

向こう側の表参道は、まるでこの世と別な世界とを結ぶタイムトンネルのような、永遠の静けさを全ての内に沈み込ませ、今にもぼやけ、そしてふっと消えてしまいそうにはかなく浮びます。

現実的選択ミスのコットンスニーカーはすでに水分たっぷり。

今年も残り少なくなりました、あとひとふんばり出来そうです。
寺山修司記念館を訪れてから、あの宇野亜喜良のポスター画が気になって気になって頭から離れず、あれこれ検索していると、3枚所有している古書店を発見。
一枚は「天井桟敷(1968年)・新宿千一夜物語」のやつで、しかも宇野氏のサインが入っていると言う事で、なんと15万円とかなりの高額にてあえなく断念。
もしこれを買ったりなんかしたらみんなから何を言われるかわかりませんのでしっかりと止めておきます。
次の一枚は「CIEL DE LIT」、かたつむりが女体を這い回るやつなのですが巻き皺がひどくこれまた断念。

そして最後の一枚がこれ。

1968年の「初恋地獄篇」のポスター。監督が羽仁進で脚本に寺山修司が参加しているもの。
このエログロな輪郭の完成度の高さといい、異次元的配色の感性といい、敗退的雰囲気といい、すばらしいの一言に尽きます。そしてまた肝心のダメージも少ないと来ている。
値段も、私が居酒屋行きを一晩あきらめればなんとかなる模様。

決定!!

さてっ、何処に飾ろうかな!