2011年4月

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今年も元気に、そして大きく葉を広げてくれました。

昨年あたりから、今年の春先は全員もっと大きな鉢に植え換えをしてやろう、と考えていたのですが、思いも寄らない出来事が続々とおこり、すっかりとその事を忘れ去ってしまっていたのです。
しかし、それでも、なんとかこの春の陽光を受けてすくすくと育っていてくれました。すばらしい!
中央に位置するハゼの木はもう家にきて4年目になります、3年に一回は植え換えと聞いていただけにやや気が引けます。
来年こそは絶対に植え換えてやらなくては・・と決意しているところです。


奴を初めて目にしたのは昨年の事でした。
プラスチックのマル管を突きるその姿には雄々しささえ感じてしまうのは私だけなのでしょうか?
えっ私だけ、あっそうですか、それは失礼いたしました。

どういった経路でこうなったのかは定かではありませんが、おそらくそのマル管は電柱を支える鉄製のロープをカバーしていたものと思われます。
ひょんな事から丁度そのマル管の中へと突き進む事となった奴は、誰にも邪魔される事無く真ん丸に輝く天上を目指してすくすくと育ったに違いありません。
そしてとうとうそのマル管の頂点を征したのであります。
そしていまや、かつてあったであろう鉄製のロープが朽ち果て無くなってしまった状態でも自らの体力によって垂直に立っていられるまでに成長したのであります。
そのうち、そのマル管を持ち上げ、そして粉々に引き裂くまでに成長を続ける事でしょう。楽しみです。

ただ、近所のお父さんか誰かが、さらりと伐採してしまわなければ良いのですが、ちょっと心配です。
移転してから、早いもので20日が過ぎようとしています。
私達も徐々に新しい環境にも慣れ、以前のような落着いた心境で仕事ができるようになりました。
例の駐車場問題も解決し、段差に腹を擦る車もなくなりホッとしているところです。



新店内は、旧店内と似た雰囲気で造作してもらっていますので、多分なんの違和感もなくとけ込めるはずです。
漂う空気も温暖になり、それにともない春の商品もがっちりと揃い出しています。

まだまだ余震の続く不安定な日々がくり返されていますが、お客様のなかには笑顔も見えだすようになりました。
青森県人、八戸人の強さなのでしょう。