2022年10月

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先日のアップルマラソン大会で大変お世話になった「鳥ふじ」さんへの挨拶もかねて岩木山へと向かいました。


天気予報では晴れマークがついていたので安心して足を延ばしたのですが、岩木山手前でなんとこの雨。さすがの雨男、まぁ慌てずこのまま山へと向かう事に。雨の中ですので取り合えず岩木山神社駐車場でひと休み、車中で朝の食事を取りそのままトイレで歯磨き、するとどうでしょう、なんと雨が上がったのでした。こうなれば登山開始です。


嬉しいですね、こんなことはそうありませんからラッキーです。岩木山もきれいに全体像を晒してくれています。


札幌からのご夫婦、岩木山に登る予定で来たみたいですがさっきの雨で時間が押してしまい残念ながら断念した模様、出来ればもっと早くに登り始めたかったみたいでしたので、登山は明日に変更との事、明日晴れるといいですね。それでは、と、彼等とはここでお別れ、私は進みます。どうやら天気はもちそうなので気分は上々、サックサックと進みます。ちょうど中腹、沢に出るあたりです。


突然のあられの嵐、ザザーザザ―と私をめがけて降り注ぎます。これくらいでは私はへこたれません。
ガッガッガッガッガッ――――!
なんと、カミナリ、そうです、あの恐ろしいカミナリがやって参りました。
私、一目散に下山であります。
到底カミナリには勝てません、山でのカミナリには手も足も出ません。
素直に下山であります、まぁまた来ますね。
それではと、今回の弘前に来た本来の目的「鳥ふじ」さんへと向かいます。
店の前に車を止めて、やっててくれればいいのですが、玄関を恐る恐る開けてみます。
ガラガラッおっ開きました。
中には若いお兄さんがひとり仕込みの最中であります。どうやらご主人は不在模様。
何も知らないそのお兄さんにあれこれと簡単に経緯を説明をして、持参した「南部せんべい詰め合わせ」を手渡してまいりました。
あ~~~~良かった、これで本日の任務完了で御座います。


そろそろメガネを買わなければならないか、な。
などと考える程に近頃目の塩梅がいまいちよろしくない。左目が時々何だか白っぽく濁る気がする。テレビでは「緑内障」は日本人の失失明率1位とあおるなか、その兆候として小さな黒いものが眼球の中を漂うとあるが、それがあるようだ。年のせい、はもちろんだがこの年になってただの一度も眼底検査というものをやったことが無いのもどうかと、今回はその眼底検査をやってもらおうと休日、病院のドアを叩いたのでした。
と言うのも、眼底検査は目の瞳孔を点眼薬で大きく開いての検査になるため、検査終了でもそれから3~4時間はまぶしくて車の運転が出来なくなるらしく、それがどんな感覚なのかわからないので仕事は無理と判断したのでした。
点眼薬を落としてもらってから検査まで30分、やはり時間がかかる。
今のところそれ程まぶしいことは無い、しかし先生に診てもらう時がびっくりでした。
瞳孔の開いた目を大きく開けてその瞳に激しい光を照射、ひぇ~まぶしい~そのまぶしさは半端ない。
「はい上見て、下見て・・・」
眼球の中を覗いているのでしょう、これがたまらずにまぶしすぎてどうしようもない、我慢我慢。
ひと通り見てもらって診察終了。
ここからしばらく光の残像であたりが全く見えず、これか、と納得。
先生からは初期の白内障があるが今のところ心配ないとの事、「緑内障」に関しては現在その兆候は見当たらないとのお言葉をもらい一安心。目は大事ですからね、定期的に検査をしましょう。
台風2連続、それから新型コロナと災難が続きずっと中止していたアップルマラソンが5年ぶりに開催されました。
私自身長い距離を走るのは久しぶり、果たして走り切れるのか、ちょっと不安です。


その完走を祈願して「岩木山神社」に参拝。観光シーズンもありかなりの人々が参拝にみえております。
しっかりとお祈り、これで一安心、何とかなることでしょう。



夜はちゃんと栄養を取らなくてはと、泊まっているスーパーホテルのまわりを散策しているとすぐ裏にこの店を発見。
「トンカツ」、いいですね~、すぐに入店してロースカツを注文。歴史的建造物な店構えからもわかるようにうまかったですね。ここを選んで正解でした。ご飯お替りしてしっかりと頂きました。明日頑張るぞ、な感覚。
遠征疲れもあったのか午後8時には就寝、そして翌日午前4時には起床しシャワーを浴びて朝食を取って早々に準備万端。
テレビを見てしばしリラックス、サイドテーブルに置いてある携帯を取ろうと手を伸ばした瞬間背中に激痛が走る。
「えっ、何何、今」。
持病と言っていい背中痛が発症してしまったのです。これが出るとその先1週間は走れない程につらいのです。
「もうすぐレースなのに、どうする、棄権するか、今更、でもこのままでは絶対に走ることはできない、そうだ!」
私は痛い背中を抱えながら鎮痛剤を探しに市内へと出たのです。もちろん早朝の町ではドラックストア-なんて開いてないしコンビに行っても置いてない、諦めかけていたその時、焼き鳥屋の店主が仕事を終えて玄関先を掃除している姿が眼に入ったのです。もちろん知り合いでは張りません。それでも私は一か八かでその店主に恐る恐る尋ねてみたのでした。
「すいません、今日アップルマラソンでるんですけど歯が痛くて(わかりやすいと思って思わず歯痛と言った)鎮痛剤を探し回っているんですけどまったく探せなくて、もし店に鎮痛剤がありましたら譲ってほしいのですけど」
「おお~アップル出るのか、ちょっと待ってろ・・・」
そう言うと店主は店の奥へと向かったのでした。


なんとストックがありました。「ケロリン」、しかもこのボックスのままもってけということで箱ごと頂いてしまいました。
大助かり、早速ホテルに帰って2錠ゴクリ、これによって棄権せずに大会に参加することが出来ました。
そして完走することが出来ました、ありがとうございました。


「鳥ふじ」さん、年内中に行く予定の岩木山登山の時に絶対にお礼に伺います。ほんとうにありがとうございました。