2010年2月

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地上を照らす日の力がここにきてぐっとパワーを増してきた。
春が近い。
安心感とも言える大きな包容力を感じてなんだか心強い。

そんななか、ついに長い眠りから植物達が目覚めてきたのです。

越冬の為、家の中に入れてあるせいもあるのか、2月の前半にはハゼの木が芽吹いたのであります。
そうです、忘れずにこまめに水をやるなどの世話をしたかいがあります。
だけど少し早くないかな?まだ2月だぞ!
このあたりには零下の日が続き、一番は-15℃という恐ろしいまでに下がったりして一時トイレの水が凍った程、その為絶対に凍らせてはまずいと朝は早めにストーブをつけておいたものでした。




そして現在はここまで順調に成長を続けております。
葉っぱの大きさは1日単位でぐんぐんと大きくなっていてこの2週間でこんなにも進化を遂げています。
いったん芽吹くとほんとうに成長が早いものです。


昨年の秋に加わったその仲間達も紹介しましょう。

左奥から「かえで」、左手前は忘れました。買?時はしっかりと覚えていてまさか忘れないだろうと思っていたのですが、あっさりと忘れてしまいました。
右奥は「黄金ケヤキ」です。
この鉢の景色は幼い頃木登りをした大木のある風景と重なりお気に入りのものなのですが、なんだか元気がないような気がしてなりません。
ちょっと心配なところでもあります。がんばれケヤッキー!




「名忘樹」は新しい黄緑の葉がにょきにょきと姿を表し「かえで」のつぼみはふっくらと膨らんで来ています。
ここに来て気温も穏やかになりこの植物達もしっかりと伸びてくれることでしょう。
私の分まで・・・思えば私の身長もあと10センチ、いや、後5センチでいいからこの春の訪れと共に伸びてほしいものです。
「ruud」のA2Cは昨年187cmから188cmになったと言っていたが・・・・それは伸び過ぎだし「もういいだろ。」と言ったところです。


A2Cを越えて木陰ができるまでに、しっかりと伸びてくれ~~~~~~~~!


「Amuse」
八戸市ではお馴染みのタウン情報誌、1971年創刊の歴史ある月刊誌だ。
山あり谷あり嵐ありと、なかなかきびしい出版業界においてこれ程までに長い間皆さんに指示され続けているのはほんとすごい事ですね。
今回はスマートな赤表紙。
その表紙の中央部に気になる文字がポツリ。
「ラーメン」

そうです、「ラーメン」の記事が市内近郊を中心に遠くは青森市内までもを網羅し厚紙の保存版で特集しているのでありました。
目を通すとあるはあるは私の知らないところがどっさりと。

トンコツからトリ、魚介など多種多様な食材を駆使したオリジナルスープの数々が満載。
醤油・味噌・塩と選り取り見取り。かなりの見ごたえがあります。
そのなかでふと目に止まったのが透明感のある黄金色に光り輝くこの品格あるひと品。

味楽軒・「梅じそラーメン」
さりげなくさらりとのった一枚の海苔がキラキラと輝く琥珀色のスープをまとい脂ののったチャーシューが二枚気持ち良さそうに浸かっている。
中央には厳選された梅肉がちょこり、大葉と共に鎮座していて想像の中でうまさがどんどん広がってゆく。
これはやはり一度行かなくてはいけない。

じゃじゃ~~~~~~ん!
あのアミューズのなかの写真の雰囲気と全く同じな実写版。
どれどれまずはスープを・・・

ズズズズズズズズズズ~~~~~~~~~~~~~~!

おお~、新鮮な大葉がふんわかときいていてすっきりとしている、その奥には、そうか、これがシジミか、シジミのエキスが豚骨や鶏や煮干などのエキスと相俟って複雑でいて調和の取れたアクセントとなっている。
梅肉も清涼感をもたらし、さらりとした咽越しに一役買っている。

「えっもうここで営業を始めてから30年以上も経つの、それはすばらしい」

厨房に立つ母親と息子がにこりと微笑んだ。
しっかりとした作り手がいて地道に丹誠を尽くして来たからこそ、この長い歴史は刻まれ続けて来たのでしょう。
ほのかに立ち上る湯気は彼等との別れを惜しむかのように、その店内をひと回りしては天上へと消えた。

「ごちそうさまでした、また来ます」


偶然なのですが、その後継ぎは私の知り合いでありました。
ハーレ-を駆る彼は、きっと何処までもこの道を走り続ける事でしょう。


このJR東日本のスペシャル企画はお得感たっぷりだった。

2月から3月にかけて洋服業界は展示会目白押しの状態が続く。
ほとんどの展示会は都内で行なわれる為に、もちろんその都内へと向うのであります。
最近では新幹線もしっかりと整備されており都内1泊なんて事も無くなり、ほぼ日帰り出張なのだが、1往復(\28,800)もの経費が掛かる。
仕事のためには仕方のない出費なのだが向う回数や同行する人数によってはかなりの負担になるのでありますよ、これがまた。

そんな時、あんな時、こんな時、嬉しい企画がひょっこりと出現したのであります。

<東京のホテルランチを気軽に満喫・日帰りコース>

長ったらしい名前ではありますが期間限定スペシャルメニューなのであります。
ひとりでは難しいのですが、ふたりで往復\33,800、そうです、ひとり、なんと\16,900になるのであります。
しかもしかもホテルの豪華ランチが付くのです。
出張が続いていた私は早速申し込んだのでありました。

どれどれ、どんなランチなんだろう。
都内で午前中の仕事を終えた私は、指定されてある池袋ホテルメトロポリタンへと向ったのであります。
池袋は久し振りです。軽~く地下で道に迷いながらもなんとか到着。
おお~~~ここだここだ!

そこではなんと青森フェア開催中でありました。

館内ロビーには小型ながら威風堂々と「ねぶた」が鎮座しておりました。
いやはやびっくり、こんな所で遭遇すると増々かっこよく映ります。
ところでパンフレットに載っていた、私の心を鷲掴みにした「ステーキ重」を出してくれる「花むさし 旬香」は何処だろう。

あっ2階にあるある。

じゃじゃ~~~~~~~ん!
いやいや、これは、想像を遥かに越えたお姿ではあ~りませんか。素晴らしいの一言に尽きる。
新幹線チケットの付録にちょこんとついただけの陳腐なものなのだろうと思っていただけにびっくり仰天。
大好物のサーロインがプルップルであります。
「御馳になります、そして、御馳走様でありました。うまかったです」

翌週・・・・・
再び私の体は、池袋はホテルメトロポリタンのなかにありました。
今回はパスタの予感。
前回のは2階に店があったのですが、今回の「ダイニング&バー オーヴェスト」は25階、そう、最上階の展望ラウンジなのでありました。

おお~池袋が一望出来るではありませんか。素晴らしい眺めだ。
早速カウンターに腰掛け本日のランチを注文。



トマトのパスタにデザートの盛り合わせ。
実はこの前に前菜の盛り合わせが出たのですが、完食してしまってから「あっ写真」となり断念、残念でありました。
生ハムメロンを筆頭に5種類の豪華な面子がそろっておりましたのに。デザートも半分無いし・・・・。


「ありがとう伊集院君、そのさり気ない笑顔がこの豪華なランチをさらに上品なものへと昇華させてくれました。美味しかったですよ。また機会があればぜひ顔をだそうと思います。それまでどうぞお元気で!」

いつもはバタバタと蕎麦をすすってはあちらこちらと走り回っているところ、今回はかなりゆったりとランチを満喫出来た出張でありました。
やはりその分後半はややバタバタ気味になりましたが・・・・それでも満足。
残念ながらこの企画は今月、この2月いっぱいで終了のようです。

再度有意義な企画がある事を期待しながらも、まだまだバタバタ出張は続く私なのでありました。

(ながっ!)


すごいところがあるもんだ!
私はすっかりと驚いてしまった。

たまたまふらりとトイレ休憩に立ち寄った「久慈市・道の駅」。
「トイレ」の表示板に向って歩いて行くとそのガラス窓に「レトロ館」のはり紙が。
レトロだったりビンテージだったりアンティークだったりに目のない私の琴線をくすぐる四文字だ。
しかし、過去に何度となくそんな言葉に魅せられては残念な思いを胸に家路についた事があった。

「まあいいや、今回は止めておこう。」

そう決めてトイレを済ませたはずの私の足はやはりフラフラとそちら側に引き寄せられてしまったのだった。
性としか言えない。
「まあいっか、300円だし!」と相成ったのであります。

ところがここがすごかった。


玄関先を進むといきなりの銭湯モード。
力道山が空手チョップを振り回しておりました。
コ-クの自動販売機も昔よく使った事のあるタイプだ。
コ-クのビンはかっこよかったし、またうまかったもんな~。


うお~陽光を背に輝いているのは「アグネス・ラム」ちゃんではないか。
懐かしい、懐かしすぎる。
1970年代後半、アイドル全盛時代のスーパースターだった。ミーハーな10代だった私は百恵ちゃんと彼女にぞっこんだったものだ。
確か当時の写真集がどっかにあったかもしれない?探してみるかな。

そしてこちらは「松阪慶子」さん、これはこれは若々しくて妖艶なお姿。
こんなお宝写真は初めて観た、大事に保管してあったんですね~館長。
たまりませんね、このチラリズム。
それにしても美しい~。




当時の路地裏を再現した風景にはノスタルジーすら感じてしまいます。
その「タバコ屋」と小型タイルで書かれた文字スタイルは昭和の初期にはあちらこちらにあったものです。
この小窓の感じもいいですね~。
私が高校生の頃新発売になった「セブンスター」は確か100円だった。「ハイライト」は80円、それだけで時代を感じるには十分だ。
奥にはでかい鉄人28号がどかん!
この頃少年少女だった年代にとってここはすばらしい空間であります。






おもちゃ屋の景観だったり駄菓子屋を細かく再現したり、またその頃の生活状況をリアルに表現してあったりと到れり尽くせりの展示ではありませんか。
すばらしい。
近場にこれ程のコレクションがあったとは本当に驚きでありました。

いや~心にいいものを見せてもらった、また近くに来たらぜひ寄りたいと思います。


帰り際の通路の壁に「年代不明」の昔のパネルが。
この頃からやはりいたのですね「美し過ぎる海女」が。

こうして時代は脈々とつながって行くのか・・・・・・納得!



2日間の連休が、思いも寄らずに飛び込んできた。
以前から決まっているものではなかったので遠出の予定は急にはたてられない。

さて・・どうしよう・・・そうだ・・・久し振りに水族館でも・・となったのです。

1994年に起きた「はるか沖地震」により、持っていた大型水槽を破壊されてからは、もっぱら水族館で魚達を観察する日々が続いています。

浅虫水族館は相変わらずの賑わいのなかにありました。

サンショウウオの迫力にはいつ観ても圧倒されてしまいます。
そして「山椒魚」と書けば小学生の頃に読んだ井伏鱒二を思い出します。
どんな話だったか忘れたので今度また読んでみよう。

おお~小型ながらピラルクが復活している。
確か昨年来館した時にはあの大きなピラルクがいなくなっていて淋しい思いをしたものだった。こいつはかなり元気がいいようだ。
こうして連休の初日はゆっくりと過ぎて行ったのでした。


じゃじゃ~ん!そして翌日。
私は岩手県久慈市にある「もぐらんぴあ」にいたのであります。
軽快なフットワーク!
八戸からは車で1時間程度の距離だから案外近場。

幻想的な水中トンネルがほの暗く輝いています。
未来へと続くタイムトンネルのようでもありますね。SF的です。

カラフルな珊瑚の間をこれまたカラフルな魚達が泳ぎ回っています。
日本の海ではなかなか見かけない原色の光景ですね。

そして・・ここには・・この「もぐらんぴあ」には・・・


なんと、マーメードがいたのです。

そう、「北限の美し過ぎる海女さん」の大向美咲さんです。
私ごときの「写真撮らせてもらってもいいですか?」の不躾でぶっきらぼうな問い掛けにも笑顔で答えてくれました。
ありがとうございました。

連休2日目は元気な魚達よりもさらに癒された日でありました。


そうだ、明日は展示会の為に東京出張が入っている。

そうです。
私は連休の次の日の東京出張での仕事の合間。

「サンシャイン国際水族館」にいたのであります。

巨大なレッドテールキャットと

ラッコが迎えてくれたのでした。

そしてこの日はバレンタインデー特別企画で「エイの餌付け」がタイムサービスで行なわれていたのであります。
エイが口にしているハート型の餌は水中のおねえさんの手作りなのだそうです。
いやいや、目まぐるしく動き回った3日間でありました。
前回のハンバーガー同様「どんだけ水族館が好きやねん」と言ったところですね。


ただ、しばらくは違う事に時間を使う予定で考えています。