2009年3月

2

計画性の欠如を露呈する形となった前回の十和田湖冬物語。
この苦い経験が未だ鮮明に心に焼き付いていたはずの月曜日、再び休日が訪れた。
晴天に恵まれジッとしてはいられない。
そんな時またまたテレビでチラ見した十和田市現代美術館の映像が脳裏に浮んだ。
確かロン・ミュエラの巨大なおばちゃんのオブジェが展示されていた。
これはぜひ行かねばと決意も新たに意気揚々と向ったのである。
美術館の外観はまるでヨーロッパの街角の一角かと見間違う程のモダンな景観。すばらしい!
早速車を美術館裏の駐車場へと回し入れ、カメラを片手に表側へと向って歩いた。
すると向こう側からスーツ姿のジェントルマンが私の方へと進んで来て「こんにちは!」と挨拶をしてくれた。
思わず私も「こんにちは!」と返した。
「いい天気ですね、今日は休館日ですよ」

えーーーーーーーーーーーーーーーー!



壁画の巨大な樹木と街路樹のコラボの図


カラフルな花々をまとい天を仰ぐ巨大な馬の図


白い壁に真っ赤なアリが印象的な図


一枚ガラスの内側に展示してある巨大シャンデリアに近付いてみてビックリ!
芸術は根気だ!とつくづく思わされた。皆さんもぜひ見学してみて驚いてみて下さい。
中で見たらもっと感動する事でしょう。
結局今回も下調べという基本的行為を忠実に無視しての大失敗。仕方がありませんね。
こんな事にはめげずにまたフラリと何処かへ向う事でしょう。
だが、月曜日が休日の私は休日の曜日が変わらないかぎりここは無理だと言う事だけはインプットされました。


向いの公園にも何だかおもしろい物体が!

オヤジパワーが凄い!
八戸の音楽シーンを支え続けて来たライヴハウス・ロックスが今年で20周年を向かえた。
その記念イベント(3/1)に潜入。
私自身久々のロックスで胸がおどるのと同時に、懐かしい顔・顔・顔の嵐、同窓会の雰囲気で涙がちょちょぎれそうになった。


厳つい顔のオヤジがほえる。玉露の代表曲「夏のお嬢さん」が響き渡る。
石岡氏のこの曲を聞くのは十数年振り。まだまだ足腰も衰えてはいないようだ。


続いてはCAPTAIN13の登場だ。彼等を見るのも久し振り。
見ない間にレベルとパワーがかなりアップしていて驚いた。
コウイチロウ氏の本気モードは圧倒的にライヴ会場にいる皆の心を鷲掴みにしていた。


パキとボブ。いい顔してる。


満を持しての登場はケンカキック。
写真左はみのる氏、以前は無国籍料理店HGCで店長をしてもらっていた、いい男だ。
右から二人目の橋本氏とは二十年来の友人だ。
遥か昔「T-bird night」と銘打ったイベントを盛んにやっていた頃、彼の強力な協力で、数々の有名バンドを呼んでもらったり、私達のようなド素人をバンドのボーカルに起用してもらったりと大変お世話になった。
今回は、ケンカキックを実際にしてしまったのか、左足のじん帯を損傷しての出演だった。
しかしそれを全く感じさせないステージはさすがだ。
ケンカキックは現在東京を中心に活躍していおり、アルバム「実録!ボイン天国」が絶賛発売中だ。
ロックスのユキさん、これからもみんなの笑顔のために頑張ってくださいませ。

そしてこの日、私の耳は壊れた。