2012年10月

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前回はのんびりと電車で行ったのはいいのですが、2度の乗り換え後立ちんぼでの移動となってしまい、貴重な時間とこれまた貴重な体力を失うこととなり気力低下、今回は車でビューンとひとっ飛びであります。
八戸から2時間で五所川原に到着、その足ですぐにKURO69へと向かったのであります。そこには、ななんと、学生時代1キロ食えば無料のカレーをスルスルとなんなくその強靭な胃袋にかっこみ、数秒後あまりの苦しさにそのままその大皿にきれいに戻したという伝説のゴリポンとその愛妻が来店してくれておりました。
もちろんカレーの料金はしっかりと取られたそうな。

みんなでパシャリ!


先々週にバイクで来八時、時間が無くて会えなかったK2号と岩SOUR夫妻はとくに大喜び、子供のようにはしゃいでおりました。まあ、頭の中はそのまま子供ですけどね。


焼きそばゴリポン。
わざとらしいその笑顔は、本当に焼きそばを食いたくて食いたくてしょうがないのだけれど、普通に食っていてはただの食いしん坊時代のゴリポンだぜと認識されがちなので裏の裏を意識して、どれどれせっかく買ってきてもらったんだから嬉しさを軽く演出しといてサクッと口に運び、少し時間をおいてからがばっと行くか、てな奥深い感じであります。
さてさて、五所川原の長い夜、数年ぶりのビリヤードも堪能出来たし、気のいい仲間達と杯を交わすことも出来てとてもいい時間でありました。
みなさんありがとう!


帰路の八甲田、紅葉もピークで大感動。
岩SOUR夫妻は来週から2週間のオーストラリア日食ツアーに出発予定、充分気をつけて行ってらっしゃい、私は老体に鞭打ち、仕事に精を出す予定であります。

海外・・・しばらくいってないな・・・・いいな・・・でも、行けば出費多いしな・・・今はやめとこ!
夏、大病を患ってしまったHが、一時帰宅を許されるまでに回復、この穏やかな初冬の穏やかな日和の中、私達はそのHをともない春を思わせる程に温かい空気に包まれた海辺へと足を運んだ。

素晴らしい景色が彼らをむかえてくれた。

これから何かが始まりそうな予感、しいて言えば70年代のゴールデンタイムで流れる青春ドラマの一場面を彷彿とさせる懐古的カット。岩SOURのTシャツはなぜか裏返し。この大地に両足でしっかりと踏ん張る事ができるようになってHは本当によかった。

これからの後半に向かっての人生で、そうそうないだろう木登りカット。
手の皮をすりすり一生懸命に岩SOUR夫妻は登っておりました。Hもほぼ完治、といったところまでに至っているとのことで一安心。しかし、まだまだ油断禁物、しっかりと治して行かなくてはなりません。
うららかともいえるピンポイントでの小春日和、気持ちのいいものですね。

さあみんな、あの名高いホロンバイルでソフトクリームでも食おう!
K2号こと、KUROが五所川原に酒場を開いてから、かれこれ7年。
店のオープンがつい最近のように感じられつつ、すでに7年、時の経つのはほんとうに早いものです。
そのKURO,同じく弘前に越してからはや3年のGORIPON他を引き連れバイブスミーティングの帰りに愛車のショベルで登場。

このショベル、17年前と寸分たがわず、当時のままであります。
私と一緒に富士山を目指し、途中大嵐に遭遇、危うく命を落としかねない危機的状況を難なくすり抜けてきた伝説の単車であります。色のそげ落ちたそのホワイトマフラーが経年の証、男の乗り物でありまた端正なおもちゃでもあります。


ちょっと一息の図。
やつらも十分に経年劣化、いやいや失礼、経年変化しております。
温かい飲み物でその冷えた内臓を十分に温めてほしいものです。じゃないと寒さで膀胱が硬直しておしっこ近くなるかもね。


体も温まった模様、で、そろそろ出発。
みんな元気で何よりでありました。
津軽までの道中気をつけて行くんだぞ!GORIPON、そのスーサイドで途中携帯電話が鳴っても昔みたいに出るんじゃないぞ。危ないから。みんな帰ったら歯磨くんだぞ、寝るときは毛布かけろよ!
「はい、はい」
まぁ、誰も聞いてないか。

この場所を単車で通るのは本当久しぶりと言っていい。
浅虫へと続くR4からの絶景。
海面がキラキラとさざなみ、なんと美しいことでしょう。

今年、初の八甲田超えであります。
今夏の猛暑のせいか、未だ木々の赤みも薄く、紅葉にはまだまだ早いようです。
やや冷たい風が心地よく、そのせいもありエンジン絶好調。




温かいソバで一服。
おでんのたまごも一個注文、以前「県民ショー」かなにかで目にしたことのあるおでんの添え物のショウガ味噌付き。
これがまた絶品。津軽地方ではコンビニのおでんにもみな付くと聞いていましたが、これはあって正解ですね。
うまい!


好天にめぐまれこの八甲田の中腹にある「酸ケ湯温泉」もめちゃめちゃ混んでおりました。まさに混浴、と言ったところであります。山登りの人々も含め、皆さんそれぞれ楽しそうに過ごしておりましたね。
もうすぐこの山々も赤や黄色の極彩色に色どられてくることでしょう、年内「もう一度来よう」そう心に決めた、薄着で来てしまい唇がややムラサキいろに紅葉してしまっている私でありました。
あの、とんでもなく暑かった夏もようやく姿をくらまし、ひっそりと寒さがやってまいりました。

玄関先のショーウインドウにもダウンJKTの影がちらほら・・・。


このカーデガン、かっこいいね。


マイケル、きまってるぜ!


そろそろブーツも、いいね。


たまにはシャキリ。


よりどりみどり、お待ちしておりまーす、ポロローン!
長かった、あまりにも長過ぎた。
私はずっと見たかった、が、DVDが出るまでじっと我慢していた。
ひとりでゆっくりとみたいから、と言うのもあるが、前回、前々回とググッと泣ける場面が数か所あって、いい年こいたおっさんが目を真っ赤にて映画館の玄関から出てくる姿を想像すると、客観的に耐えられないから。

「いやー、昨日オールウェイズ借りに行ったら全部借りられてて無くて、まいったすよ」
朝っぱらから、洗面所で一服をすませたジンがなにげなく言った。
「えっ、まさか、ついに出たのかーーーー」
「えっ、知らないすか、最近出たんすよ。」
私はすっかりと驚いてしまった。
映画館には行かずにじっとDVDが出るのを待っていて、そしてとうとうその事をすっかりと忘れ去っていた。
早速ネットで確かめてみると、なんと出ている。

そしてついに念願のこいつをゲットしたのであります。
ただ、いざこの手のなかにあると、今までまっていたことがいとおしく、なぜだろう、すぐに見たいとは思えなくなっているのです。見てしまうと今まで待っていたワクワク感を失ってしまうといった失望感のような厄介な思いが・・・。

よし、少しだけ寝せておこう・・・何かのきっかけで、いつでも見られる訳だから。