2019年9月

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夏から初秋へと向かうこの時期、じわりじわりと新たなあったかい商品群に移行している最中ですが、時には情け容赦なしにどかんと入荷したりなんかもしております。

まだまだ昼間は温かいのでなかなかほんわかと温かい商品はそうそう動きませんが、迫りくる新作軍の圧迫に私の小さな心臓はバクバクと過激に鼓動を刻んでしまいます。


そんな敏感な情緒を落ち着かせるために「祖母」の墓参りに行ってきました。」

お寺って本当に心落ち着きますね。世間の騒音はシャットアウトされてシーンと静まり返った佇まいにゆったりと気分も落ち着きを取り戻します。




お寺のあとは、そのお寺のすぐそばにある公園でのんびりと時間を過ごします。

水筒に入れてきたコーヒーをひとつ飲んではホッとひと息。

「いいとこだ」


あと2週間プラスとなった弘前アップルマラソン。

私にとっては体力的に年々逆風が吹き荒れますが少しでもそれに抗うべく、コツコツ
と体力温存を図っている次第です。

昨年がサブフォーを狙う最後のチャンスととらえて練習に力を入れていたのですが、
なんと「台風一過」による大会中止の憂き目にあってしまい敢え無く撃沈。

今年はいまいち気力が乗らずにいたのですが、やはり出るからには頑張らなくてはな
りません。

そこで大会前の30キロ走を敢行。


この日は空には雲の欠片ひとつも存在しない透き通るような秋空、眩しいほどの太陽
光ながら湿気もなくからりと清々しい空間が目の前に広がります。

先週「岩木山」で熱中症になっていたのですが何のその、ここは頑張りどころです。

さわやかな風とこの光に満ちた空間はやる気を起こさせてくれます。

種差海岸から沿岸沿いをひた走りマリエントを経由し舘鼻漁港へとたどり着き、そこ
から川を渡りラピア手前の交差点を左に折れて戻ります。気温がやや上がり始めては
いますが湿度はそこそこ、まったく大丈夫です。

そこからも無理はせずにマイペースで走り続けて、無事ゴール。

完走できたことは今大会につながることでしょう。

目指すタイムの挑戦は今回が最後かな・来年からはのんびりと楽しむとしましょう。
ここのところ、休日は強行的なスケジュールが続くのと突然のイベントが入ったりと,

なかなかハードに過ごしております。

この暖かい夏の間にやりたいことが次から次から湧いてきて、それをひとつひとつこなしているうちにもう9月、北国の夏はもうすぐ終わりですね。

そこで今回、立て続けになりますが、今年未だ行けてなかった「岩木山」登山を敢行。

午前3時過ぎに起床し準備して弘前へ。


いつ見ても美しい稜線をたたえた山であります。天気もいいし申し分ありませんね。

準備を整えて7時30分岩木山神社からのコースを出発。

天気予報を確認すると、昨夜はあった雨マークは消えて曇りマーク、これにはひと安心。湿度90%表示はやや気になりますが、雨がないだけでもいいかと一歩を踏み出します。


林道をしばらく進んで行くと岩が転がる沢に出ます。

えっ水が無い。

いつもなら水が流れているのですがなんと水枯れ?それならとその水のない沢底を進みます。

高湿度のせいか汗が止まりません、太陽の直射はないのですが全身が得体のしれない何かに絞られてでもいるように汗がぽたりぽたり、いつもよりも水分を随分と取っております。この序盤ですでに持参の水筒3本のうちの1本を消費、いつもよりはかなりハイペースな消費です。それでもいつものようにこちらもハイペースで登ります。


9合目到着、頂上が見えてきました。

ここの険しい岩場を登れば頂上です。



頂上到着、雲は出ていますが雲の切れ間からは遠く陸奥湾が眼下に広がり、その先には青みを帯びた天空が望めます。

ちょうど一緒なタイミングで頂上へと着いた方は、なんと京都からひとり車で15時間の旅、ここ青森を目指し、昨日は八甲田山を制覇し本日ここ岩木山を制覇、なんとタフな方なのでしょう。

すごいとしか言いようがありません。記念に1枚パシャリ!

「どうぞ、存分に青森を楽しんで行ってくださいませ」

私はいつものように早々下山。

ただ、なんだかいつもと違う体の感覚、この時点で2本目の水筒が空になっております。

まだ残り1本あるので何とかなるだろうとそのまま下ります。

いつものペースでどんどん下りていくのですが、やはりいつもとは違う疲労感が背中を覆います。

とうとう下山中盤で最後の1本の水筒の中にはあとひと口分のコーヒーが残っているだけ。そしてそれも、あまりののどの渇きにゴクリと飲み干してしまったのでした。

その直後でした。

突然のめまいが私を襲ったのです。なんだこれは「やばい」。そう思った私はすぐに山道わきにリュックを下ろして地面に座りこんだのです。全くの初めての経験なので戸惑いは隠せません。まさか、これって熱中症かもしれないと脳裏をよぎりました。全くの油断でした。その後しばらく休んでいると、めまいが収まって来たので再び下山開始。そのあと短時間に3回ほど休憩を取りながらなんとか下山に成功。


ホッとひと息、助かりました。

この日、関東に大型台風が上陸している状況の中こちらの天気も危うい雰囲気だったので、私の登るこのルートでは登りでは誰にも会わず、かなり登山客の少ない日でしたから余計にこの倒れるかもしれないと言う恐怖感は胸に刺さりました。

体調の不具合を感じたらそこで登山を中断する勇気は必要なところでしょう、深く反省。

途中、定食屋でやや無理をしながら定食を腹に詰め込んで栄養を補給し、帰路に着いたのでした。

最初で最後でしょうね、あんなにもたくさんの方々に祝ってもらうのは。

私の想像をはるかに超えた演出をしてくれた皆様と近隣そして遠方よりわざわざ来場
してくれた多くの皆様には感謝の言葉しかありません。

「本当にありがとうございました。」


いつもなら、私自身があちらこちらの写真を撮ってはこのブログに乗せているのです
が、今回は前日に前入りしてくれていた長野のKちゃん、宮城のOちゃん、そして山梨
のOちゃんのこの写真しかありません。なぜなら、当日はばたばたで写真を撮ると言
う余裕は全くありませんでした。悪しからず。


身内で食事会のあと「CLUB」で2次会、これがかなり盛り上がりまして久しぶりにテ
キーラを飲ませられまして翌日撃沈しておりました。以前に、もう2度とテキーラは
飲まないと誓っていたのですが何のその、皆さんの圧力に屈しまして1杯、それがま
た次の2杯目、なんて続きましてとうとうやってしまいました。

それでも忘れ物もせずに無事家にたどり着きましたので良かったです。

翌日はどこにも出かけずただただ家でじっとしておりました。

そのおかげもあり何とか正気を取り戻した次第です。



休みをもらっていた私は「階上岳」を登ってひと汗かいてきたのでありました。

月末にはパーティー模様をしっかりと詰め込んだDVDが編集を終えて上がってくる予
定になっております。楽しみにしていてくださいね。

「本当に本当にありがとうございました」。