2017年7月

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ピンポーン!

「こんにちは、ティーバードでーす」

「はーい、あらっ、展示会ですか?。あらあら、今回はお店の方でやってるんですよ。」

なーんて、よくあることです。

いつもの調子でDMの内容も確認しないで出掛けては、はい別なところですよ、ってなことが。

ちゃんと確認すれば済むことなのですが、ね。

気を取り直して小雨そぼ降る神宮前細道をとぼとぼ、その昔古着屋の「サンタモニカ」が長らく営業していた場所。角地のいいところです。

1階のカフェを通り過ぎて地下へ。



地下のサーフボードシェイプ&カフェスペースが今回の会場のようです。

2018.SS来年の春夏商品がわんさかそろっております。Tシャツもデザインのいいものがそろっております。またシャツがいい、色っぽいパターン物があれこれありますね。

どれどれ、っと小一時間、しっかりと拝見させて頂きました。

随分と先になりますが、来年のためにしっかりと買い付けしておきます。

さぁあと3件。

外は未だ雨、私はカバンから傘を取り出し再びとぼとぼと目的地へと向かい歩き始めたのでした。

展示会出張もかねて、翌日休暇をもらっていた私はその足で古都鎌倉へと向かったの
でした。

と言うのも、今月末にエントリーしてあるトライアスロンのためにウエットスーツを
作ったのですが、着たことがない。そして当然のごとくそれを着て泳いだこともない
のです。ウエットスーツを着て泳ぐことってどんなんだろうと思い、さすがにいちど
試してみなくてはいけないと考え、「ジェームスの塩屋氏」に相談。すると「こっち
で一回泳いでみようよ、その日なんとかするよ」とありがたい一言。



ひと仕事終えて夕方には鎌倉へ到着。



そして、にぎやかな商店街を抜けて「ジェームス」へと到着、いつも元気な田村さん
が迎えてくれました。

鎌倉は今回で2回目、観光客の多さには毎度びっくりとさせられます。気候もいいし
なごみますね。

この後田村さんと「大船」の中華料理屋で明日のために栄養をつけさせてもらいまし
た。田村さん、〆に「激辛ラーメン」を食してたけど大丈夫かな?翌日ピーピーして
なかったかな?真っ赤なスープでしたから心配です。



翌早朝、鎌倉から江ノ電で塩屋氏の住む「稲村ケ崎」へと到着。

ここがまたいい、ひしめき合う民家それぞれの庭には南国的樹木がもりもり、眼下に
は穏やかな海が広がり、例の江の島がプカリプカリ、まるで夢の国であります。



塩屋氏邸の庭からの図。

家から海まで50メートルくらい?あまりにも近い!

初ウエットスーツに着替えそのまま目の前の海へと入ったのでした。八戸の海と違っ
て冷たくはなく試しスイムには最適ですね。

「じゃあ、このままあそこにある江の島目指して行きましょう」

最後の写真の真ん中あたりに小さく映るそこを目指したのでありました。

なかなかの距離がありましたよ、もうヒーヒーハーハーでありましたが、なんとか往
復に成功、ウエットスーツは泳ぎやすいかもしれませんね。

「塩屋さんご夫妻、そしてジェームスの皆様、今回は本当にお世話になりました」

この経験は大きいですね、月末に向け塩屋さんも体調に留意してください、そして八
戸で合流していざ鯵ヶ沢に向かいましょう。
そろそろと迫ってきたトライアスロン初挑戦。

送られてきた資料に目を通すと「バイクでの激坂」の文字が浮かぶ。

激坂って、いったいどんな坂なのでしょう?

懸命に漕いでも漕いでも登れないような急こう配が続く恐ろしいところなのか?

数々の恐怖が脳裏をめぐる。

それならいっそ、一度だげでも大会前に経験しておきましょうと、行ってまいりました鯵ヶ沢。

思っていたよりも弘前からは近い、天気も良くすんなりとこれまた初鯵ヶ沢到着。



街中のスタンドでそのバイクコースを聞きまして、なんとなくも把握することに成功。まさかここに車を置いておくわけにもいかず、少しばかりあたりを徘徊していますと、家業なのでしょう、広場で角材を積んでいるお父さんがひとり。

「仕事中申し訳ありません、お尋ねしたいことがありましてよろしいでしょうか?」

「はいはい、なに?」

この道はトライアスロンのロードレースで使われるところですか?」

「そうだよ、この前をずっと行ってあの販売機のところを右だよ」

と仕事の手を止めて答えてくれたお父さん。

「そうですか、ところで自分一度そのコースを試走してみたいのですが、車ってここ置かせてもらってもよろしいでしょうか?」

「いいよ」

なんと二つ返事で快諾してくれたお父さん。

私はここで着替えてそしてバイクでひと汗流してきたのでありました。

一度経験することが出来て少しばかり安心。

あとは苦手なクロールの練習に力を入れましょうか。

晴天にもめぐまれ心地よいお父さんにも巡り合うことが出来て本当によかった、月末また来ます、どうぞよろしく鯵ヶ沢。