2016年6月

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そろそろ山登りの季節到来と、月曜休日に岩木山へと向かいました。


途中、八甲田は生憎の悪天候でまったくその雄姿を拝めずにスル―。


酸ケ湯から黒石市方面へと進路を変えると見えてくる大橋、ここからの景色は絶景と言っていいでしょう。いつもはそのまま通り過ぎるのですが、まだシーズンも早いのか観光客も誰もいなかったので、それではと車を降りてパシャリ。
弘前に入ると天候も持ち直しでホッとひと息。


岩木山神社から山道に入ります。


この一面黄色の美しい風景を通り過ぎると建て看板がひとつ。
「百沢地区に熊が出没しております、ご注意を!」
おいおい、まじですか、全国的に多くの熊が目撃されておりますが、ご多分にもれずここでもそうなんですか、出来る事ならやはり会いたくはありませんよね、しかし、まぁ、他にも登っている方がきっといるはず、その道筋を登って行くのだから大丈夫だろう、と、ひとり山道へと足を踏み入れたのでありました。
しかし一向に人に会う事も無く、ましてや「熊」の影が脳裏をくるくる、途中真っ黒に変色した倒木にびっくり、かなり気が張っております。2時間程は歩いたでしょうか、「焼走り小屋」の手前でひとり休憩中の老人に遭遇、人がいたとホッとするもまだまだ油断は禁物であります。


先に小川をはさむ形で渓谷が見えてきました。ここを登りきると確か右手にやや開けた山道が続き、気高い山頂が臨めるあたりまで出るはず、もうひと踏ん張りです。


ところが先には残雪があちらこちらに、挙句に道のあとが解からない、ふと考えたのは「あの老人は休憩していたのだが、登っている最中なのか、すでに下っていたところなのか?」。いやいやたぶん登っていたのだろう、この残雪の上には真新しい足跡など皆無だ、いったい何処を登って行けば良いのだろう?あやふやな記憶をたどる私。
それにしても人に会わない、いつもなら数人に会っていてもいおかしくはない時間帯だ。そしてこの荒れた山道、もしかして時期尚早なのか?な、しばし考える。そして結論、よそう、気候のよくなっているだろう来月再び来よう,でした。
いい年ごろなので無理はせず。
そのまま折り返して下山していると先ほどの「焼走り小屋」でまた休憩している老人に再び遭遇。やはり登っていたんだ、と思う。「先は残雪がありますよ、気をつけて下さいね」とひと言かけて、そのまま下山。


午後3時、ちょうど5時間程の山岳トレーニング、揚げたて天ぷらうどんで腹ごしらえ後、ひとっ風呂浴びて帰宅の途へ。
途中、「弘前・盆庭」と言う盆栽屋が気になりちらりと覗く、店主と雑談後「おすすめハゼの木」を2000円にて購入。
7月、登山帰りにここも再び寄ってみようと思った、6月最後の休日でありました。


さぁ帰ろう!





曇天に時折の雨、にやられ、ましてや熊の出没の多さに、今週の登山は控えております。
鈴も効果のない熊がいるらしく、はてさてこれからの登山、晴天のみならずそれらも考慮して活動しなくてはなりません。



そこで今週は十和田市にある「現代美術館」に行ってまいりました。
この瀟洒な美術館の建つ官庁街通りは新緑の木々が縁どるそれこそ美しい通りでありまして、ここを散歩するだけでも芸術的な価値のある空間であります。
館内はと言えば常設作品に加え企画展として「大宮エリー」さんの作品を展示中でありました。感性豊かなドローイングの世界は静寂のなかに幽かな音が聞こえてきそうな臨場感のある雰囲気を湛え、見るものをグッと引きつけてしまいます。
すばらしい!


帰宅後、庭でくつろいでいると、なんと「野イチゴ」を発見。
なかなか大きな実がついております。
食せるのか食してはいけないのか?解からないのでそのままにしておきました。
たぶん、食さないと思います。
「いちご」の絵でも、書いてみましょうか。

友人N君とスタッフAさんの結婚披露宴に出席してまいりました。
祝辞をたのまれておりましたので数日前に作文、朝のジョギング時に走りながらの練習、こぼれそうな言葉をなんとか頭のなかに留めて本番に臨みました。
演壇に立った時に、前の方が「ただいま御紹介に・・・」と言ったので、私もその言葉から始めてみると、把握していたはずの最初の言葉が一時的にすっ飛んでしまい、内心ドキリ!
数秒熟考、「縁とは・・・」なんとか想い出しに成功、一瞬冷や汗がたらりと背中を流れましたが、最後まで言葉を続ける事に成功、ホッとひと息であります。




新郎新婦、どちらも親しくさせてもらっていたカップルだけに感慨もひとしおであります。
「おめでとうございます」
昼からのビールはなかなか効きますね。
本日は終了後このまま帰宅予定、明日は出番なのでお酒もほどほど予定。
「そして、どうぞお幸せに」

展示会もホッとひといきのこの時期。
連休をもらった私は、早朝ジョギングの後、あまりにもの晴天にひかれ、十和田湖へと足を伸ばしてみました。
今年初の十和田湖。



ツツジの赤が新緑のアクセントとなり、目に入る全てが華やかな存在へと昇華しております。
そして、観光客の多さにびっくり、アジア圏からの人々がたくさんこの美しい景色を楽しんでおりました。


私はここのコシの無い「稲庭うどん」が大好きなのです。コシのあるしっかりとしたうどんも勿論好きなのですが、とろり絶品スープに絡んだ具合がたまりませんね。ごちそうさまです。


翌日は、これから始まるあちこち登山に向けての予行練習として「階上岳」に数年ぶりで登って来ました。
地元の山だけに愛着はありますが、ほんと久しぶりに登りました。たっぷりとひと汗。


十和田湖と同様、ツツジ三昧であります。


眼前も絶景ですね。
この日は午後から豪雨の予報が出ておりましたがなんのその、太陽が頑張ってくれていてセーフ。
この時期の青森県はツツジが咲き乱れております、なかなかいい季節に突入した模様ですよ。