2018年9月

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ここのところ来春物の展示会が続く。

先週、そして今週は都内から横浜、来週再来週とさらに続きます。

早朝の天気予報では本日雨の確率は相当高い感じだったので「傘」を持参で出発。案
の定都内はなかなかの雨量、原宿駅前は猛烈な雨に煙っておりました。この原宿駅前
を縄張りとして小さな屋台のようなもので傘を売っている中東出身のおじさんは、や
はり笑顔もなしで雨に困った客を相手にして商売をしている。10年は経つか、いや
もっと前からだったか、この人、相当前からここで雨の日だけ傘を売っている。海外
からの旅行客がひとつ傘を買った、慣れた手つきでそのおじさん、パッと傘を開いて
あげてその旅行客に手渡す。なかなか憎い演出だ。それでもやはり笑顔はない。

都内の仕事を終えた私は、次に横浜「大桟橋」に向かった。




おなじみのCCショーの展示会場。

ここの雨もまたひどいものだった。出張でこれくらいひどい雨はめったにない。いつ
もならこの広大なウッドデッキでは、心地よい海風と秋の陽光を受けながら無数の
人々がくつろいでいる様子を覗えるのだが、さすがに本日は閑散の様相を呈してい
る。


「グラットハンド」の梶山さんとしばしの歓談、相変わらずのいい男でございます。
ファッション誌にたびたび登場している彼はキリリと苦み走った表情を作って載って
おりますが、実はこんな笑顔もいいのですよ。新婚さんでしたね、どうぞお幸せに。

この後、数件のメーカーさんとの商談を済ませてホッと一息。


会場中央部にあるカフェでコーヒーを頂きました。珍しく午後になっても未だランチ
をとっていなかった私にはありがたいサービスでありました。ごちそうさまでした。


一通り仕事も済ませて会場を後に、しかしながらの雨が続いております、また風も出
てきた様子。

やれやれ、ここまで続くか、とやや落胆。このデッキ、抜けるのになかなかの距離が
あります。

しょうがない、と、意を決して一歩を踏み出した、やはり空腹の私でした。

「横浜か、シュウマイにしようかな」
アップルマラソンまであとひと月。

そろそろいつもより長めの距離を走っておかないと本番ではなかなか皆さんについていけなくなるので、大会前恒例の30キロ走に挑戦です。



いつもなら、午前中ながらすっかりと日の登った9時過ぎあたりに敢行するのですが、今回午後に用事があったので早朝からのスタートです。





あちらこちらとめぐりながらこの海岸付近をぐるりと回ります。このあたりの景色は海から山から変化に富んでいて実に面白い。沿道にはススキが1mほどにも伸びて群生していて、すっかり秋の気配。

あらかじめ距離は把握してあるので、そのゴール地点を念頭に懸命に前へと進みます。

3時間弱、朝飯前なのでフラフラとなんとかゴール、これくらいの距離を走るとやはりやり遂げ感があります。

しかしこのタイムでは目標のサブ4は厳しそうですね。なぜなら30キロあとのラスト10キロがきつい。ラスト10キロでタイムを短縮するのは至難の業。本番までにもう少しだけスピード強化が必要です。

あとひと月、膝を故障させないように頑張ってみましょう。
先週の休日計画していたのですが、天候悪化で断念した岩手山。

今週はどうか?台風接近で曇り予報、雨予報ではないので決行です。


高速にのったはいいが、なんだか霧が出ているような。


進むにつれて徐々に霧が濃くなってきていますね、大丈夫でしょうか。一抹の不安を抱えながら取り合えず進みます。だめなら温泉でも入って帰ってきましょう。

ガソリンが底をつきそうだったので「岩手山SA」で給油。このあたりから霧も消え始めてきました。ほっと一息。


到着時には太陽もちらりと顔を出しくれて、不安払拭、良かったです。


入山証明を書いて、さあ出発です。

昨年の暮れにひとり登って、雪の中、途中知り合った地元の方と力を合わせて積もった雪を漕ぎ漕ぎなんとか登頂に成功。(この時の登山者は恐らく私達ふたりだけだった)冬季の登山での景色の美しさに感動をもらったその帰り、避難所で食事してから下りるというその地元の方を残し、ひとり先に下山したのですが、その積もった雪で道に迷い、違うルートを下りてしまい不安な目にあった事を思い出します。今は夏、今回は大丈夫でしょう。


1時間ほどかけて森林に囲まれた地帯を抜け出ると、青空が広がっておりました。気持ちいいーですね。

この急な滑る坂道を抜けてしばらく進むと見えてきます。


あれが頂上ですね。

あと一息です。このあたりにある避難所でトイレを借りようと行くと、先客のご夫婦がトイレのドアをガシャガシャと何やら奮闘中。聞くとドアが開かないという。私も挑戦してみたのですがやはり開かない。仕方なく我慢です。そのまま下りるご夫婦に別れを告げて私は頂上へと向かいます。


本日風強し、山頂にいる皆さんはシェルパーカに身を包んでおりましたが、私Tシャツ1枚、寒さもありましたがいつものごとくとんぼ返りであります。山頂滞在時間5秒と言ったところでしょうか。

おにぎりを取り出し、口に運びながらそのまま下山です。

半年前の雪の季節と違ってなんと快適な下山でしょう。


ここです。確かここで帰りにルートを間違えてしまったのです。足跡をたどって歩いていてそのまま左下方向に行ってしまったのです。景色が変わったらやはり戻るべきだったのですが、いかんせん雪になか、足跡ばかりを頼りに歩いていたので気が付いたあたりは後の祭り、反省です。

この看板は、私の記憶の中には無かったような、多分新設したに違いありません、私のような人が出ないように。

今日は間違いませんよ、しっかりと戻ります。

予定通りに下山に成功。

近くの温泉に行くと、数時間前に山頂付近で出会ったご夫婦に再び遭遇。

トイレは我慢したとのお言葉、えらい、さすがです、また機会があったらどこかで会いましょう。