◆ T-bird BLOG ◆

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バイクのハンドルをナローなアーリースタイルに変更した。
以前のハンドルはボバースタイルでもやや低めのやつを装着していたのでロングツーリングでは腰に負担がかかり過ぎてちょっとつらかったのだが、これはいい。
これなら月へでも行ける・・そんな浅はかな思いを胸に抱きつつ向った先は「小川原湖」。
月よりもやや?近場ではありますが、まずはニューハンドルに慣れる、と言う軟弱な考え方の私にはこれくらいがちょうどよい距離であります。
それにしても天気が良い、気温30℃アップ、そして無風。


まずはこの「小川原湖」に来たからには御挨拶と言う事で「リップカレント」へ。
マリンスポーツの殿堂、この青森県でのマリンスポーツ文化の礎を築いた老舗であります。
店内にはあらゆるマリンスポーツ関連グッツがそろうと同時に大人の遊び道具がずらり。
ここにいるだけで心わくわく楽しいショップであります。
以前、船舶免許を取得した時はこちらで勉強させてもらったものです。


大ボス・トミコさん。
遊びの世界チャンピオンであった旦那様が昨年他界。その後を引き継いで現在奮闘中であります。
私なんぞは一向に頭の上がらない大きな存在であります。


それにしても、なんて穏やかな湖なのでしょう。こんなに静かに澄切った景色は滅多にお目にかかれるものではありません。
湖面は空の蒼をそのままに映し、そして軽やかに佇んでおります。「気持いいー」の一言であります。
ジェットもいいけど、今度時間ができたら20年振りにカヌーをしたいと考えています。
この鏡面の様に透き通る湖面をスイスイ、写真のあっちのはしっこまで行ってみたいものです。もちろんそのカヌーもここにはそろっています。

「トミコさん、コーヒー御馳走様でした。北海道土産の特製ロールケーキまで御馳走になってしまって、とてもうまかったです。ありがとうございました。今度カヌーしに行きたいなと思っています。その時はよろしく御願いします。」

アップハンドルですこぶる快調な乗り心地に、その後ぐるりとあちらこちらを宛も無く彷徨い続け、流浪の民と化した昼下がりの私なのでありました。


3月に青葉地区に移転して、初の三社大祭の日々となりました。
が、本日最終日。
いつもなら店の前の駐車場で皆集まっての大宴会なのですが、今年は残念ながらまったく出来ておりません。
なぜなら・・・・ここでは山車が通らないからなのです。

わかってはいたのですが、やはりなかなか静かなものです。
だから当然祭りの写真もありません。
本日は気温も30℃を越えて空も透き通る程に天高く突き抜けております。きっと祭りは素晴らしい最終日となる事でしょう!
そうそう、祭り中日にはディズニーランドから、かのミッキーマウスがわざわざ来てくれて沿道をにぎわせていたそうです。
(いやー行って見たかった。)
そこで、陶芸家でアルピニスト、はたまた親孝行、そしてまた写真家である岩SOURは絶対ミッキーをとらえているだろうと
「もし、ミッキーの写真があったら一枚おくれ(頂戴)」
と、メールを送ったのだが一向に返信無し。
おいおいいったいどうなっているんだい!


店の前ではニ羽のハトが仲良く水浴び、いや、のんびりと水につかっておりました。
私が近付いてもぜんぜん逃げる気配など微塵もなく穏やかなものです。
来年はやはり、ちょっとでもお祭りを見に行ってみようかな、なんて思っている、それはそれは暑い1日でございます。


とある休日の夕方。

7、8年前にもらったフォークギターを見つけて、「どれ懐かしの昭和フォークでもひいてみようか」と、買って来た曲本を見ながらジャカジャカかき鳴らしていると弦を押さえている左手の指先がヒリヒリと痛み出した。
しばらくギターなんて握ってなかったからこれがまた痛い痛い。
今日はまあ、こんなもんか、と練習を断念。
ふと窓の外を見てみると日が陰り始めたセピアなナイストワイライトタイム。
まあ休みだしビールでも飲むか、と、缶ビール片手に裏庭へ。



ケヤキとエゾエノキは今日も元気だ!そう感じながら缶ビールをごくりとひと口。
「うん、まだ明るいうちに飲むビールは格別にうまい。んっ、なんだあれは?」
私の目に飛び込んで来た小さな物体。


「なんか・・・遠い昔によく目にしていたやつ?かも」
もうひとくちごくりとビールを空の胃にながしこんだ私は一歩一歩その物体の側まで歩み寄ってみた。



それはやっぱりの、セミの抜け殻でありました。
私はセミが好きなのでした。刹那的感情などは一切無くただ単にセミが好きなのでした。
何処かで鳴いているとついその姿を探してしまうのです。小学生の頃などはアブラゼミを捕まえるのに1日中あちらこちらを駆けずり回っていた程でした。
そのセミが、そのセミがなんと裏で羽化しているとは・・なんと魅力的で感動的な出来事ではありませんか。
血圧の上昇にともないビールが進む。
冷えた缶ビールの新しいやつをもう1本持って来た私は、このセミの抜け殻をを覗き込みながらグビグビッと咽の奥深くまで琥珀色の液体を流し込んだのでありました。

まだ地中にいるかもしれないから、明日早起きして観察してみなくてはいけない。

何年ぶりだろう・・・以前会ったのは、確か盛岡にて独立して直ぐだったから・・・
すると3年ぶり位か・・・とにかく久し振りに浅川ファミリーが尋ねて来てくれました。
びっくりしたのは子供達の成長の早さ、話振りも大人だしスマート携帯をいとも簡単に操るその姿はもう立派なものです。
私より確実に使いこなしておりました。

その夜、八戸市内は七夕祭りでおおにぎわい。
皆で居酒屋にくり出し、懐かしい話から最近のワイハー旅行記までの近況を聞く事が出来て楽しかった。
長野の小林ファミリーもハワイ一緒だったと聞いてこれまた懐かしさが込み上げて来た。
(ワイハ-ゴルフ、あれだけ練習してたから、イチはきっと75くらいで回っているだろうな?きっと・・・)

夜もやや深けて、
そろそろ帰ろうかと居酒屋を出て再び賑わう街の中へ。
私がとことことおぼつかな足取りで歩いていると、突然弟君が私の手を取ったのであります。手を繋いでくれたのであります。
これは「感動」と言ってよいでしょう。
なんだか暖かい気持で家路に付く事が出来た星降る夜でありました。


翌日、店の前でパシャリ!
「あれ、子供達は?」
本日、朝から白浜海岸で遊んでいて午後のこの時間、疲れ果ててぐっすりとの事。





おおーこれは確かにぐっすりですね、んーん、よく寝てる。
おねえちゃんは昨日カゼ気味だったけど今日は少しは良くなったかな?
いっぱい遊んだんだろうね、良かった良かった。

次回、私、検診ないので飲みます!
肌を差す金色の日射しのなか、その灼熱をたっぷりと貯えたまるで熱湯にでも漬かっているような空気の層をバイクで突っ走っていると、何だか以上にアイドリングが高くなっている事に気がついた。
そこで信号待ちに乗じてキャブレター横にある調製ベンを緩めてカッカッと弾け上がる回転数をなんとか落着かせて一息ついた。
気温は確実に30℃を越えている。こうして赤の信号で止まっているだけでもパンツにまで汗が染み渡る程だ。
ましてや爆発し続けているエンジンにとってはやはりたまったものではないだろう。
それでもアイドリングを下げた事により先程までの息苦しさは、今は無くなった。

翌日、再びバイクに火を入れた。
一向にエンジンが始動する気配がない。ブルンッ・ド・ド・ド・ド、プツン!
直ぐに止まってしまう。
何度やっても同じだ、と、ここでやっと気が付いた。
昨日アイドリング調製弁をいじった事に。
そこで、まぁこんなものかと感覚で元に戻してみるも、どうもイイ塩梅にはいかない。
何度かその調製をくり返しているうちに、わから無くなってきた。
もとのアイドリングの具合が・・・どんなんだった?。

そこで向ったのです。
スーパーメカニック、O・G・S・W・R大先生のところへ。

さすが、ドライバーをもつ手の使い方が一般人とは明らかに違う。
この角度と力加減が大事な所だ。
「ん、こんなもんでいいかな。こんな暑い時はやはり調整した方がいいし、始動の時は絞って暖気した方がいいね。こっちのドライバーで回す方は触らないでね、こっちの指先で回せる方だけで調製してもらえればOK」
さすが大先生、メカにはまるっきり見識のない私にとって神様のような存在であります、アーメン!


彼自身の92・エボとパシャリ!
整備の行き届いた良いバイクです。

そして、いつもありがとう!
多分、絶対、必ず、また他愛無い出来事で来ると思いますが、よろしくです。


昨年まで一輪しか咲かせていなかったツユ草の花がなんと今年は三輪の花をさかせておりました。やるな-、来年がまた楽しみですね。

本日、店の前の寒暖計は33℃を表示中、湿度もかなりありそうな勢いです。


そんな過酷な状況の中、その中だからこそ「クロ」を救出。

こいつの名前はなんて言うの?なんて質問があったら、10中8、9は答えるだろう「クロ」。
そのベタな名前をつけたのが梅田学(まなぶ)と言うまたベタな名前の持ち主であります。
彼、梅田学の部屋にはエアコンと言うカタカナ4文字の文明の力の姿は存在ぜす、彼の仕事が終わる夜の時間までその熱波うずまく過酷な部屋でクロはじっと待つ事となります。
多分、部屋の中の温度は40℃以上になる事必至。
そこで救出と相成った訳であります。

駿に霧吹きで水霧を吹き掛けられるの図。




しばらくして様子を見に行くと、パソコン台の下のコンクリート床の上でバタンキュー!ぐっすりと寝込んでおりました。
こんな暑い時はひんやりと冷たいコンクリートがどうやら最適な様子です。これで一安心。

「クロ」、暑い時はまた来いよ!

最近、最近とはいってもここ3カ月になる。
わが家の景色盆栽の小スペースに2匹の小さなアリが住み着いている。


このオレンジの台をベースにしていて、ここからは出る事はないのです。
ただ、天気の良い日は早朝からこれらの小さな鉢を全部ベランダに出すのですが、その時どれかの鉢にたまたま付いていればそのままそのベランダに一緒に出る事となり、あたりの散策に歩み出るのです。


今回は写真中央にポツンと一匹だけ歩き回っています。こうして大きなスペースをあちらこちらと動き回り約3時間、私が元の台に戻す頃にはしっかりとどれかの鉢にしがみついていて、ちゃんと元の場所に戻ります。


そうです、もう一匹は今回鉢に付いていなくてこっちのオレンジ台に取り残されてしまっていたのです。
いなくなった鉢を捜しまわりぐるぐると散策中。しかし、絶対に下にある収納棚の方には下りないのです。
なぜここを離れないのかまったく不明。

この2匹、いったいここまで何を食って生きているのでしょうか?そしてまた、いつまでこのせまいスペースで生活して行くのでしょうか?
無知な私には全く理解が出来ません。こんな時は・・・・・。
あっそうだ、岩SOURだ、岩SOURがいるではありませんか。
彼は高校時代、アリの研究において三八地区で名を馳せ、陸上部の顧問の先生からほめられた事があったはずだ。
アリだけにほんの小さな出来事ではあるが大いに参考になるかもしれない?
取り合えず、聞いてみるか!

創業103年。
このブログでも度々登場して頂いている「蕎麦処・おきな」。
その真心込めて生み出す蕎麦であり、指先を煮えたぎる油の中に突っ込んで華麗にひっくり返す職人技を駆使した天麩羅であり、永年注足した秘伝の蕎麦つゆであり、どれをとってもお客の心を鷲掴みにするうまさ。
私のお気に入りは「天ざる」であります。
これがまたう・ま・いのなんのって、こんちくしょう!
おおっといけない、食いたくなって思わず興奮してしまった、失礼。


「あれっ、しんちゃん、何、今日はどうしたの?そんな堅っくるしい顔して」
「どうしたのって、またまた、今度の日曜日俺のチョッパーで来るってこの前言ったじゃんパチンコにも行かずに、えっ、まさか・・・忘れてたって事はないよね」
「またまた、そんな事ある訳ないでしょ、ナハナハ!」
私は軽く流しましたが、実はすっかりと忘れておりました。
それはあの名店「おきな」4代目のしんちゃん、。そう言えば、なんかそんな他愛無い事を言っていたよーないないよーな、みたいな健忘症の私。


玄関に出てみていやはや、それにしても不良なバイクではありませんか。
フロントフォークの長い事、それではUターンするのにサッカーグランド程の広さが必要ではありませんか。
しかも70年代風Vサイン、それにパーカーから突き出た腹部のこんもり具合が満点パパ。
自信に満ち溢れたその笑顔は、うまい蕎麦を打ち終わった後のドヤ顔と類似。


そのしんちゃん、さりげなくポケットから目薬を取り出し差し始めた。
「最近わかったんだけどさ、俺の目って3次元で見えて無いんだって、だから俺が普段目にしている物って全て2次元で見えてるみたい。そのせいかさ最近すごく疲れやすくってさ、こうして時々目薬を差さないとだめなんだよねー」

何を言っているのかよく解らない私だったが、つまり、世の中をマンガ本なんかの様に縦と横の平面で見てると言うことなのか?その平面てやつで見えている道路をバイクで突っ走る感覚っていったいどんなものなのだろうか、やっぱりよくわからない。


「ふっふっふっふーーーー、でも俺様はそんな事なんてなーんにも気にしてないぜ。
なぜなら2次元も3次元も俺様にとってはたいした違いじゃないんだよ、たかだか2か3のちょっとしたものさ。どおって事ないぜ。さあっそろそろ帰ってうまい蕎麦の準備でもしようかな」
「えっ今日って休みでしょ」
「あっそうだった、ハッハッハッハーーーーーーあっそうそう、明日フロントタイヤのホイールあとひと回り大きくするんだよ、エへッ換えたらまた来るね!」
なーんてお茶目な4代目でございました。これからもまたうまい蕎麦をよろしく!

後日私は、目に良いとおみやげ売り場のおばちゃんから聞いた様な聞か無い様な、にんにくせんべいなる物を持って「おきな」へと向ったのであります。
しかし、どう考えてみてもそれにそんな効果は無い様な気はしますが、まぁいっか。


前回の休日、あまりにも腑甲斐無い1日を過してしまい、真っ赤な夕日に慰められた始末、そこで一念発起。
今回は深酒を避けての早起きに成功&ピーカン!
朝から気温急上昇、体感温度は30℃アップ。
バイクを片手にメットに乗ってって、いやいや慌ててはいけない。カメラを片手にバイクに乗って無事にレッツラゴーと相成った訳であります。
目的地は新緑の十和田湖。
昨年の晩秋以来、久し振りであります。
私のロボヘッドは心地よい三拍子を刻みながら初夏の煌めく緑風を切ります。
そして難無く到着!


いやーこりゃまたいい景色ではありませんか。
やっぱり早起きはするものだ、ぜったい休日前夜は深酒してはいけない、と決心。
どれどれ、せっかくだから「乙女の像」でも見に言ってみるか。

あっ乙女のひとりがこっちに向って歩いて来るって、おいおい、人騒がせなおっちゃんだな。

気を取り直し、私は揺らぐ木陰の小道をゆっくりと散策、やっぱりいいところだ。

んーん、乙女も元気そーでよかったよかった。
それにしてもさっきのおっちゃん、少しダイエットしないと成人病になっちゃうぞ。
特に膨れ上ったあの腹がきびしいな、気をつけないと、と、私自身に言い聞かせたところもある。
お約束のラーメンを探して飲食店街をぶらぶら、本筋ではない、ちょっと小道に入った所の雰囲気のある小さな食堂にイン。

この景色、この爽やかな空気感、この年季の入った雰囲気、いい味だ。
と、隣の年配の御夫婦の席に目をやると、てんこ盛りの姫竹の天麩羅がどかり。
これがまたうまそうだ。
次回、絶対これを注文しようと思った素朴な私なのでありました。
朝目覚めると、見事に頭が痛い。
枕元の時計に目をやるとすでに午前9時を回っている。
うわぁーやっちまった。
数年前からジョギングの為に午前6時前には起きるようにしている私だったが、どうやら今朝は寝過ごしてしまったようだ。
それと言うのも、休日の前と言う事で、昨夜はいつも以上にビールを飲んでしまったせいだ。
近ごろは早起きしないともったいないように思えて仕方が無い。すでに9時でも、このまま二度寝しては増々もったいないと、私は重い頭をふりふり起き上がる。
そしてそのまま日の高くなってしまった世間を走りだした。

しかし・・・・・頭が痛い。
地面にかかとがぶつかるたびにズギンズギンと脳天に響く。
とてもじゃ無いが走っていて気持が悪くなって来た。それでも、決めた距離を走り切ろうと賢明にそしてゆっくりと走った。
数十分、なんとか走り切ったがかえって健康に悪そうだ。。

ヨタヨタと振らつきながら自宅へと辿り着きシャワーを浴びた。
幾分落ち着いた。
次に何か腹に入れようと冷蔵庫を覗くとビールがあった。朝からビールはないだろうと隅の方をみたが今食いたい物はこの冷蔵庫の中には無かった。
この時なぜか脳裏をラーメンの映像が走った。
久慈にある「千草」のラーメン。早速私はバイクに跨がりその濃厚チキンスープラーメンを1年ぶりに目指したのであります。

スープまで完食。
うーん、来たかいがあった。さすがにうまい。
そしてそのまま再びバイクに跨がり帰途に着く。
天気予報では晴天、実際にもピーカン、なのになぜか・帰りは土砂降り、どーゆー事?
フロントフェンダーないから汚水シャワー全開で目が痛い&超寒!
それでも必死にハンドルを握ってアクセル全開。
自宅に着いた頃には結膜炎と低体温で再び頭痛がズキンズキン。

またまた熱いシャワーを浴びて休日リセット願望。
しかし虚しく時間だけは過ぎ去って行く。

夕方だけでも充実したものにしなくてはいけない。
そこでスーパーに焼き鳥を買いにレッツゴー!
塩焼きを5本ゲットして車に乗り込んだ、しかしそんなに嬉しくはなかった。
はーっこんなんで大事な休日が終わってしまった、と、深いため息がひとつ。



ふと気が付くとあたりはきれいな夕景色ではありませんか。

「うーん、思えばそれなりにいい1日だったじゃないか、だんだん平和だし」

美しいトワイライトタイム、帰ってすぐにビールのプルタブを引き上げた、少しだけ前向きな私なのでありました。
うららかな休日

ふと、デーリー東北に目を通すと濃淡それぞれのピンク色に彩られた一枚の写真。
なにかと凝視。
それは、七戸町にある天王神社の「山ツツジ」の写真ではありませんか。しかも物凄い数が咲き乱れた、言わば、春真っ盛り中。

そしてまた、ふと、顔を上げてテレビに目をやると、東郷青児の「婦人像」の絵画が画面を占拠している。
私の好きな画家だ。幼い頃、そう、確か小学校の高学年あたり、祖母の家の大黒柱に掛けられていたカレンダーにあった面影、その妖艶な姿にちょっと足りなかった私は一目惚れしたものだ。
そしてなんとこの絵画も七戸町の「鷹山宇一記念美術館」にて展示中との画期的であり衝撃的展開。

・・・行かねば・・・・。

私はパタパタとバイクに跨がり、颯爽と温暖な空気を切りさき一筋の風となったのであります。


すごい・・・綺麗だ・・・表現力の乏しい私にはそれしか言葉がない。
無骨な鳥居と可憐な花とオレンジなおじさんとのコラボレーション・・すばらしい!


ちょっと引いた全体の風景。
映画「アオグラ」の舞台となったこの天王神社は、この季節、今が一番華やかな時なのでしょうね。
ここにこんだけの人が集うのを初めて見た様な気がします。


そしてここ「鷹山宇一記念美術館」で行なわれている「パレットと絵画展」へ。

全てが素晴らし過ぎた。画家っていったい何者なのだろう?と思う。
どうすれば数種の色と筆だけであんなにもリアルで幻想的で過去や未来が行き交う奥深い世界を描けるのだろう?不思議でしょうがない。
幼い頃にカレンダーでその姿を目に焼きつけてから数十年、本物の東郷青児「婦人像」を目の当りにした私は、しばらくの間その佇む婦人の前から身体を動かす事は出来なかったのであります。
そして超感動!

咲き乱れる花々に素晴らしい絵画達、久し振りに芸術的境地に身をゆだねた天気の良い1日でありました。
ちなみに、東郷青児の絵を一枚、と思い、調べてみると、私なんぞの手の届くお値段ではございませんので・・・ありました。
ハナミズキの幼木を昨年の今頃植えたのですが、日射しも暖かくなってきてやっとのことで葉がちらほらと姿を表し始めました。
無事にこの厳しい冬を乗り越える事が出来たのかどうかちょっと心配だったので、これには少しほっとしているところです。


そして今年は、この「山ボウシ」を植えてみました。
高さは3メートル程で3本にわかれた幹が小さな林を連想させます。
幹の太さも直径5センチ程の幼木で未だ頼り無い姿ではありますが、なんとか立派に成長してほしいと願っています。


先月から東京暮しを始めたA2C一家の双子の兄弟も元気にすくすくと育っていると、先程メールが入っておりました。良かった良かった。
そにうち、この山ボウシの高さをぬくくらいにまで成長して、屋根に飛んだバトミントンの羽をひょいっとさりげなく取ってくれるとうれしいですね。
(そう言えば最近バトミントンやってるのってみなくなった・・・)

食費がこれからがんがんかかるだろうから、がんばるんだぞ、A2C ,SARASA!
空の青さもいちだんと濃さをましつつある今日この頃。
その温暖な陽気に誘われ、そろそろ気分転換も兼ねてバイクで出掛けてみようと思いたち、早朝から八甲田方面へと向った行き当たりばったりの私なのでありました。
幹線道路沿いところどころに高くそびえ立つ寒暖計のデジタル温度表示は18℃、なかなか快適な気温でまったく寒さを感じる事もなくビュンビュンビュン・・・・・。
ひとけりふたけり前へ前へ進もうとふんばるエンジン音が心地よい。

こちらに向うたびによらせてもらうラーメン屋で並盛りを一杯、空の胃に流し込む。

「さあっ、腹もいっぱいになったしさらりと山でも越えるか・・」

軽いウインドブレーカーをハタハタとはためかせては再び路上の人となる。



私は完全に舐めておりました。
ここが本州最北端であることをどうやらすっかりと忘れ去っていた様です。
ただ、ひとつの救いとしては肝心の道路に雪が残ってはいなかった、と言う事です。



下山路も立派な雪の壁がそびえていますね。
非情にも私に向って来る突風は冷気をたっぷりと含んだままに体当たりして来る始末。
薄手のウインドブレーカー一枚ではまだまだ私のひ弱な心臓には良く無いようです。

身体も冷え込んだので、途中温泉でも、なーんてとんまな事が脳裏を過ったのですが、車ならともかく、バイクではな・・・と、正常な考えを持てるまでに脳が回復しだして、なんとか無事に下山する事に成功できた、スニーカーの足元の感覚が麻痺してしまっている私なのでありました。
移転して1ヵ月が過ぎ、今年もまたゴールデンウイークを向かえる暖かい季節がやってきました。
驚いた事に今回各地から帰省された方々も、店の移転情報をキャッチしてもらっている様子で、この新店の方へと足を運んでくれておりました。
本当にありがとうございます。
何ぶん新転地ではまだまだ新参者ですので、見知ったお客様の来店は心強いかぎりです。
商品の方もすでに遅滞なく入荷するようになり、流通状態も通常にもどりつつある、と言ったところでしょうか。

それにしても本日は暖かい。
寒暖計を覗いてみると、なんと『24℃』。
Tシャツでもいける。

このまますんなりと初夏へと突入してほしいとせつに願う、そろそろジョギングを始めた私なのでありました。



店の前の花壇では、かの有名なチューリップが可憐な花を咲かせておりました。


今年も元気に、そして大きく葉を広げてくれました。

昨年あたりから、今年の春先は全員もっと大きな鉢に植え換えをしてやろう、と考えていたのですが、思いも寄らない出来事が続々とおこり、すっかりとその事を忘れ去ってしまっていたのです。
しかし、それでも、なんとかこの春の陽光を受けてすくすくと育っていてくれました。すばらしい!
中央に位置するハゼの木はもう家にきて4年目になります、3年に一回は植え換えと聞いていただけにやや気が引けます。
来年こそは絶対に植え換えてやらなくては・・と決意しているところです。


奴を初めて目にしたのは昨年の事でした。
プラスチックのマル管を突きるその姿には雄々しささえ感じてしまうのは私だけなのでしょうか?
えっ私だけ、あっそうですか、それは失礼いたしました。

どういった経路でこうなったのかは定かではありませんが、おそらくそのマル管は電柱を支える鉄製のロープをカバーしていたものと思われます。
ひょんな事から丁度そのマル管の中へと突き進む事となった奴は、誰にも邪魔される事無く真ん丸に輝く天上を目指してすくすくと育ったに違いありません。
そしてとうとうそのマル管の頂点を征したのであります。
そしていまや、かつてあったであろう鉄製のロープが朽ち果て無くなってしまった状態でも自らの体力によって垂直に立っていられるまでに成長したのであります。
そのうち、そのマル管を持ち上げ、そして粉々に引き裂くまでに成長を続ける事でしょう。楽しみです。

ただ、近所のお父さんか誰かが、さらりと伐採してしまわなければ良いのですが、ちょっと心配です。
移転してから、早いもので20日が過ぎようとしています。
私達も徐々に新しい環境にも慣れ、以前のような落着いた心境で仕事ができるようになりました。
例の駐車場問題も解決し、段差に腹を擦る車もなくなりホッとしているところです。



新店内は、旧店内と似た雰囲気で造作してもらっていますので、多分なんの違和感もなくとけ込めるはずです。
漂う空気も温暖になり、それにともない春の商品もがっちりと揃い出しています。

まだまだ余震の続く不安定な日々がくり返されていますが、お客様のなかには笑顔も見えだすようになりました。
青森県人、八戸人の強さなのでしょう。

節電しながらひっそりとオープンして3日目。
流通も復調し始めたこの頃に、被災地復興支援のためのチャリティーTシャツが到着しました。





現在はほぼ完売でありまして、追加発注中であります。
プライスの\2100はもちろん発注の時点で全額寄付させて頂いています。

それぞれ手を取り合い、頑張って行きましょう。
3月26日(土)オープン致します。





心ばかりですが、一万円以上お買い上げのお客様にはオリジナルイージーバッグをプレゼント。
また入荷次第、被災支援のためのTシャツを販売したいと考えています。

※東日本大震災早期復旧のためにも、旧店舗同様節電をしながら営業していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

ティーバードスタッフ一同
ここ鳥屋部町での13年間、本当に御世話になりました。
そして、ありがとうございました。

鳥屋部町での長い日々を振り返るとやはり八戸地方の祭り「三社大祭」にあたります。
この場所は店の真ん前を全ての山車が通るベストポジションでありました。
その祭りの日はこの界隈の洋服屋連中が店を休んでここティーバードの駐車場に集合し、みなさんで持ち寄ったたくさんの惣菜をつまみに昼間っからビールを飲み、そして祭りを楽しんだものです。
その時期が巡ってくれば、きっと懐かしさが募って来る事でしょう。

ここ鳥屋部町での営業は3月21日(月)、本日までとなります。
22日、23日、24日、25日は移動日となっておりまして、この4日間は店休とさせて頂きます。



26日(土)から、こちら青葉町の店舗でいつも通りの11時30分より営業致します。
ただ、ここ八戸はあの大きな震災よりの復興に着手したばかり、もちろん私達もいままで通り節電しながら、そしてさりげなく営業を始めるつもりでいます。
物流も徐々に回復をみせており営業所まで足を運べば商品の発送、及び受け取りも可能になって来ています。
これから先、長い年月を経て八戸がしっかりと復興して行く事を願いつつ私達も努力を重ねて行きます。
これからもどうぞよろしく御願い致します。

3月26日 11時30分 オープンです。

ティーバードスタッフ一同
震災から1週間が経った現在においても東北及び関東各地は未だ厳しさのなかにあります。
連日のテレビ報道はその先の見えない闇の中の現実を画面いっぱいに映し出しています。
個々の悲しみの深さはとても計りしれるものではありません。

電話がつながるようになったここ数日、日頃お世話になっている各メーカ-さんより私達に対する励ましの言葉、そしてまた恩情の想いをたくさん届けて頂きました。
折れそうな心を力強く支えて頂き、感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございます。



また、都内のあるメーカーさんからお話を頂き、被災地復興支援の為のTシャツを作ろうと言う事になり、私達も微力ながら参加させて頂く事になりました。
こちらはそのTシャツ売り上げの100%、そう、すべてを寄付すると言うものです。
思いっきりのすごい方々です。早々に出来上がってくるはずです。



節電で暗い中での営業にもなれ、これからの事をあれこれと思案中です。そしてこんな大変ななか店を尋ねて来てくれる方もひとりふたりと見え始めています。
またネットで御注文してくれる方々にも大変助けられ感謝致しております。発送はやや遅れてしまいますが責任をもってその商品を確保し責任を持って発送したいと考えております。
一歩一歩、元の立ち位置に戻る事ができるように努力していくつもりです。

がんばれ八戸!がんばれ日本!