おだやかな風景



バイクのハンドルをナローなアーリースタイルに変更した。
以前のハンドルはボバースタイルでもやや低めのやつを装着していたのでロングツーリングでは腰に負担がかかり過ぎてちょっとつらかったのだが、これはいい。
これなら月へでも行ける・・そんな浅はかな思いを胸に抱きつつ向った先は「小川原湖」。
月よりもやや?近場ではありますが、まずはニューハンドルに慣れる、と言う軟弱な考え方の私にはこれくらいがちょうどよい距離であります。
それにしても天気が良い、気温30℃アップ、そして無風。


まずはこの「小川原湖」に来たからには御挨拶と言う事で「リップカレント」へ。
マリンスポーツの殿堂、この青森県でのマリンスポーツ文化の礎を築いた老舗であります。
店内にはあらゆるマリンスポーツ関連グッツがそろうと同時に大人の遊び道具がずらり。
ここにいるだけで心わくわく楽しいショップであります。
以前、船舶免許を取得した時はこちらで勉強させてもらったものです。


大ボス・トミコさん。
遊びの世界チャンピオンであった旦那様が昨年他界。その後を引き継いで現在奮闘中であります。
私なんぞは一向に頭の上がらない大きな存在であります。


それにしても、なんて穏やかな湖なのでしょう。こんなに静かに澄切った景色は滅多にお目にかかれるものではありません。
湖面は空の蒼をそのままに映し、そして軽やかに佇んでおります。「気持いいー」の一言であります。
ジェットもいいけど、今度時間ができたら20年振りにカヌーをしたいと考えています。
この鏡面の様に透き通る湖面をスイスイ、写真のあっちのはしっこまで行ってみたいものです。もちろんそのカヌーもここにはそろっています。

「トミコさん、コーヒー御馳走様でした。北海道土産の特製ロールケーキまで御馳走になってしまって、とてもうまかったです。ありがとうございました。今度カヌーしに行きたいなと思っています。その時はよろしく御願いします。」

アップハンドルですこぶる快調な乗り心地に、その後ぐるりとあちらこちらを宛も無く彷徨い続け、流浪の民と化した昼下がりの私なのでありました。