あても無くふらり

ここのところうんざりするくらい休日は雨にたたられ、何処にトリップする事も無くぼんやりといち日を過す事が続いた。
これはなかなかつらい所だ。そこで私はガレージに佇むバイクにまたがり、ひとり、うつろな目の前に広がる幻想の世界へと突き進むのでありました。
ブーンブーン・・・・・・・・・?・・・・・まいっか!

先日、やっと晴れ上がった空の元、私は行く先を決めずにふらりバイクを走らせたのであります。
交差点事、あっちに行こうかこっちに行こうかとそのつど決めながらブンブンブン、しばらくするとその交差点もいつのまにかなくなり山岳地帯へと向う事に。
いったいここはどこなのだろう?
私は今、何処を走っているのか解らなくなってしまっていたのです。今までに見た事もない風景があたり一面を支配し、私は得体の知れない孤独感に包まれつつありました。
もしかして・・・道に・・・迷った?
私はその不安を打ち消すように無我夢中でその山中を走り続けたのです。
そして、道に迷った私が辿り着いた先は、なんと「迷ケ平」だったのでありました。
「そりゃあ迷うはな!」








もう、すっかりと晩秋ですね。
「美しい紅葉」、とまではまだいきませんが、ところどころ木々が色づき始めていて冬が近い事を物語っております。
澄んだ空気は冷気と化し、私に、バイクに乗る時はそろそろタイツでもはけよ、と語っているようです。
現に、私の下半身は寒さで感覚が半減・・・・いやっ、それは年のせいか?・・・いやいや、絶対寒さのせいに間違いありません。
がしかし、このさすような冷気のせいで、バイクの調子はかなり上向き、軽快なライディングを楽しむ事に成功したのであります。
ハークション!
自宅に帰り着いてから直ぐに、あったかい風呂に浸かったのは言うまでもありませんけどね!


OMAKE

パソコンを開けたら「あらた」と「あさひ」の最新映像が届いておりました。
こいつら、絶対ワルになるな、なーんて思った、最近増々物忘れがひどくなった私なのでありました。