花火大会にて

館鼻漁港で行なわれる花火大会。
震災の影響もあり、今年は行なわれるのかどうか危ぶまれたものの、大いなる決断の元、実行される事と相成りました。良かった。
ショップを運営している私達は、今までほとんどゆっくりと花火を見るといった優雅な席を設けた事も無く今に至ります、が、今回、やや郊外、その花火大会が行なわれる場所に大いに近付いたせいもあり、あわよくば営業中に少しでもその雄大美麗な大輪の花火を見る事が出来るかもしれない、と期待大。

カラスを伴い夕方を演出していた太陽も山の彼方へと姿を暗まし、闇があたりを包み込む午後の7時30分。ついにその花火大会が始った。
「ドッカーン!」
と、空気を激しく振動させる爆発音がすべてをゆらす。
ちょうどお客様も店内には見当たらない。
今がチャンスだ!
私はそのままショップフロアーを抜け出し2階にあるベランダへと直行。


多分、見えるとすればこの方向だろうとあたりをつけて待機。
前方左方向には3階建ての大きな鉄筋の建物がひとつ、もしかすればこれのせいで見られないかもしれないと思いつつも、なんとか避けてくれてその漆黒の闇を明るく照らして欲しいものだと願い待つ事、ちょっと。


「ドカドカドッカーン!」
なんと連チャンの花火達の共演、すばらしい、そしてこれまた良く見える。
これはみんなにも知らせなければ、私はすぐにみんなに声を掛けて、8時頃だよ全員集合!

花火大会に皆さん向ったのでしょうか、これっぽっちもお客様の姿は無く、最後の最後まで花火を堪能。
しかし急遽花火見学を決行したのでビールのひとつとてあることもなく極めて健全な社会見学。
だったらと、花火の写真を撮ろうとチャレンジ。
しかし、これがまた思った以上に難しいのなんのって・・・・。


こちら、極め付けのベストショット!
これだけでありました、ちょうど大輪に咲きほこったほんの一瞬を捕えたものは。

それにしても最高の花火でありました。
今年は三社大祭を見る事が出来なかったぶんこちらの花火で癒された感があります。
本当にありがとうございました。
ここからこうして花火を見る事が出来ると確信、申し訳ありませんが、来年は7時に閉店させて頂いて、この花火、ゆっくりと堪能させて頂く所存でございます、悪しからず。