ローカル線の車窓から

展示会の多い今日この頃。
あるメーカーさんは冬展だったり、またあるメーカーさんは春展だったりとそれぞれですが、10月、11月は、早朝、始発にて東京へと向かい、その日の深夜には八戸に帰ってくるという日帰り生活が毎週のように続いています。
おっさんになってきたので最近ちょっと腰にきています。


それにしてもこの八戸駅は立派になったものです。
昔は木造の小さな平屋の駅舎に30人も人が入ればいっぱいいっぱいの様相を呈していて、変にゴヤゴヤと混み合っていたものです。


新幹線乗り場の二階待ち合い室からの眺め。
今のところここが出発点で、ここを起点に俊速の旅が始まるのです。
改めて見ると本当に近代的になったものだ。


この日の出張は早めに仕事が終わったので、いつもの東京最終の新幹線では無く、八戸のローカル線がまだ動いている時間に帰り着くことが出来ました。
恥ずかしながら私はこの地に住んでいて今まで一度もこの線にのった事がありませんでした。
そこでこの機会に一度乗ってみようと思い立ち、久し振りにこのプラットホームへと下り立ったのです。
懐かしい!昔はここから、このローカルな線路をガトンゴトンと特急で東京へと向かったものです。


この電車はこれから青森へと向かいます。新幹線から乗り継ぎ、青森へは約一時間の道程です。
もうすぐ新幹線が青森まで繋がる事でしょう。それまでの辛抱ですね。


今回初めて乗る八戸ローカルです。
八戸駅21時24分発鮫行き2両編成。本日の最終電車。
初めてなのになぜか懐かしさが込み上げるこの感情は日本人特有のものかもしれませんね、感動です。
ほんの十数分の短い旅だったけど実に味わい深いものでした。
次回の出張からも車ではなくこの電車を使おうと心に思った夜でした。