小春な午後の風

久々に岩SOUR夫妻と杯を交わした。
近ごろはネオンきらめく夜の街を目にする機会もめっきりと少なくなり、この日は「アップルマラソン」の報告会的要素を含んだ質素な食事会、と言ったところかな。
まぁ、ランナーとしては岩SOURは高校生のころから陸上部に所属していた身であり、言わば先輩ランナーと言っても過言ではないのだが、どうやら今は増え続ける重力に苦戦しているようだ。
それでも基本的なフォームなど当時学んだあれこれをレクチャーしてくれるのはありがたい。震える腹の肉を削ぎ落すことに成功すれば奴は断然早くなるとは思うのだけれど・・・ね。
いつも気兼ねない楽しい時間をありがとう。

そんなくつろぎの夜時間を過ごした翌日、休日をもらっていた私はこれまたゆっくりと起床。朝早く起きる習慣がすっかりと身に付いたここ数年にしてはかなり遅い時間の起床だが・・・この抜けるような青空に太陽サンサン模様、本日ツーリング日和ではありませんか、と思うも今は遅し、若干悔いが残るも諦めが肝心。
昨夜の酔いが未だ残るけだるい昼下がりに、私は近ごろ時間があればちょくちょく伺っている温泉へと向かった。

昔は15分も浴場にいれば充分だったのだが、今では40分くらいはいる事ができるまでに成長した。水風呂の存在が大きい。
もし途中水風呂に浸かる習慣を身につけなければ間違いなく現在でも15分で浴場から出てしまう事でしょう。しかもこの水に浸かる事によって風呂あがりもポカポカと全身温かいのです。



温泉からの帰り道、のどかな海岸通り、車窓から吹き込む風が心地よい。
日常、すぐそばに転がる、何気ないこんなひと時・・・が好きであります。