14年振りに...。


空が透き通る程に青い。
北国八戸ではすでに初冬、11月だと言うのに外気は20℃と言った小春日和。
いったいどうなってるんだ?と思いながらも、本日寝不足気味の私にとっては、やっぱり気持の良い暖かさであることは、間違いところであります。

良い子はぐっすり夜中の1時半
「もしもし、俺俺、コバーン。もう寝てた?ガッハッハッハー!今ね、盛岡、盛岡にいるんだよねー。明日さ、八戸行っていい?って言うか、行くからよろしく!じゃあね、おやすみーー、ガッハッハッハーーーーーー!」

突風に身の回りの物を全て飛ばされてしまってひとりぽつんと取り残された様な孤独感が私を包んだ。いったい今の電話は何だった。私は寝起きのぼけた頭をフルに回転させながら考えた。
コバーン、コバーンってあの、昔、温泉で有り金全部パクられたコバーンか、そうだ、きっとそうだ、明日八戸に来る?って言ってたような、いや、確かそう言ってた。
そんな事を考えている間にだんだんと目が冴えてきた。
結局それから2時間程テレビを見てしまった。


その日の夕方やって来た。
きれいな彼女と可愛い姪っこ、そしてニヒルに微笑むジャンポール.コバーン.ベルモント。実に14年振りの来八であります。
懐かしいやら懐かしくないやら、いつのも顔であります。

夜中の2時前に私を叩き起こしておきながらの満面の笑み、しかも久し振りに会ったと思ったらもう盛岡に帰るとつれない発言。

30分後、車で出発。

まるで悪夢の様な1日でございました。なんちゃって!
今度はゆっくりおいで!