懐かしいね。



名前は「アキ」。
料理店「ハーディーガ-ディーカンパニー」のスタッフとして仕事をしてもらっていた時期があったが、数年前に突然と本格的に料理の修行がしたいと言い出し、そのまま大阪へと旅立っていったのでありました。
あれからどれ位の月日が流れたのだろう、健忘症の私にはもうとっくに指折り数える事はままならなず、考えれば考える程輪郭がぼやけて行く一方だ、そんな時は一時考える事を休みましょう。
そうそう、その「アキ」が突然と店を訪ねて来てくれたのです。

「おお~アキか、アキじゃないか~、いやぁ~元気そうじゃないか、久し振りだな~」

考える間もなく私の口から大きな声が飛び出した。

「エヘヘッこんにちは~、お久し振りで~す。いまだに大阪にいるんだけど、ちょっとだけ休みがもらえたので帰って来たの。やっぱり古里はええね~」

おおっとさりげない大阪弁・・・しかし何年経過してようが、アキはあの頃とちっとも変わってないような気がする。いやいや、気どころか、あの頃のまんまではないか。
ちょっと気取った顔を作ってはいるが、ぜんぜん若い、ぜんぜん年とってない。
もしかして・・・妖怪だったのか・・・お前。

「今日はね、私のお母さんがここに来てみたいって言うから一緒に来たんだよ。」
屈託のない素直な笑顔も変わりない。

「ちょっとあんた、早く紹介しなさいよ」
元気なお母さんの声が後ろで響いた。


「はぁ~い」
振り向きざまにアキの顔がちょっとゆるんだところをキャッチ。
もしかしてお母さん・・・も若い・・・いくつなのだろう、初対面ではあったが私は勇気を持って尋ねてみた。

「お母さんってお幾つなんですか?」

「私っ、私は60才よ」

ひえ~~~~~~~~っ!
とても60才には見えない。決して見えない。動きも軽やかだし。頭の回転も早い。
おそらくアキは遺伝だろう、DNAが若さを保っているのに違いない。降参です。

それはそうと、アキとは不思議な縁がある。あの頃、大阪に旅立った時だった。
大阪市内、あちこち料理屋を探し回って、やっとの事で探し当てた店があった。
そこにはなんと私の知人がいたのである。この偶然には正直驚いた。
そして今回初めて知った事なのだが、前回のブログで紹介した「ラウラ」の三浦氏とは、アキのお兄さんが幼い時からの大親友だったと言う。
どうやら世間には何か目には見えないえにしの糸が張り巡ぐらされているに違いない。
とても凡人には計りしれない・・・ものです。



こうして久し振りに一緒の楽しい時間を過した親子はこの後仲良く家路へとついたのでありました。

「大阪か~~遠いな~~暇が出来たらまた来いよ、みんな待ってるぞ!」