ナイス・ホット・トリップ


遅ればせながら、春が来た!
5月の半ばを向かえて、やっとの事で温暖な日々がやって来た。
しかも滅多には貰えない2日間の連休という私にとってはロングバケーション的休日を向かえており、その太陽燦々日和がそれに乗っかるというナイスマッチング。
世界が認める雨男の私にとっては「奇跡」としか言い様が無い。

その奇跡の日、私は早朝4時に目覚めたのです。
老人化して太陽が登るのを五感がキャッチし、そして自然と目が覚めたという訳では決して無い。
ちゃんと目覚まし時計をセットしておいた事実だけは記しておこうかな。
ただ、この薄紫の時間はやはり速過ぎた。
太陽がしっかりと登るのをまったりと待ち続け、それから日課であるジョギングへと取り合えず出掛けたのであります。
気温はぐんぐんと急上昇、天気予報通りに大空はピーピーカンカンに。

そして私は、今年4月、あらたに加わった相棒のシートへと跨がったのであります。

バリバリバリバリバリバリ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!



ナイスな爆音とナイスな重鼓動を五感いっぱいに感じながら、お約束どおりの「十和田湖」へ。なぜだかここに向ってしまうのです。
前世は乙女の銅像を慕う一介の姫マスだったのかもしれない。
そんなこんなでこちらも心地よい春風が湖面を伝いながらあたり一面へと吹き渡っておりました。
コバルトブルーの湖面は陽光を受けてキラキラと眩しい程です。

今回は、以前単独で歩いた事もあるこの十和田湖周遊50キロをゆったりと一周!
高台には依然として高さ2メートル程の雪の壁が「まだまだっ」と元気で頑張っておりました。



帰りの奥入瀬、木漏れ日が路面に溢れんばかりにちりばめられておりました。
いやはや美し過ぎる。そうか、そう言う事か、それだから月曜日だというのにかなりの観光客の方々がいたのか。納得!



途中、腹のすいた私は古くからあるドライブイン「たんぼのちゃや」へと一休み。



そして「ポークカレー」を注文したのであります。
本日、午前4時に目覚めた私は、考えてみればあれから何も口にしてはいなく、貪るようにそれを腹の中へと流し込んだのであります。
「ふ~生き返った!」
食後、マスターとひと言ふた言バイク談義を交わし、うわさに聞いている「八戸直行の信号のない農道」を聞き出す事に成功。
お腹もいっぱいになった私はマスターに「御馳走様」と一言残し、再び相棒へと跨がったのです。
そしてその「農道」へと進路を向けたのであります。

「農道」は最高だった。
行き交う車はサムタイム、信号なんてありゃしない、ゆったりとのんびりと豊かな自然の真只中をひた走る。
あるのはただ真直ぐに伸びた道と光を含んだ風・・・。
ここは再び通ってみたい道となった。

さて明日はどうしようかな・・・・。