ハ-レ-探訪


「そろそろハ-レ-なんか・・・欲しいな・・・」
恐る恐る、しかもなにげなくさえずってみた。
「あそっいいんじゃない!」
あっさりとした拍子抜けの返事がカミさんから返ってきた。
おそらくプラモデルか何かと勘違いしているに違い無い。しかしそれはそれでOKだ。
物本を買ってしまって後でなんだかんだと言われても「買っていいって言ったじゃん!」と言張れる。
これはグッドチャンスではないか。

洋服の展示会のあった9月のある日。
私は超高速で商品サンプルをチェックし、たっぷりの空き時間を無理矢理作り、早々にパソコンチェックを入れてあった江戸川の「ラック・ローズ」さんへと向ったのでした。
道の途中、先程チェックして来た洋服の商品郡はすっかりと頭の中から消え去ってしまっていた。
大丈夫かな?まぁしっかりと写真は撮ってあるから帰ってからもう一度真面目に見直そう。うん、うん!


おお~ここだ、ここだ!
かなり大きなショップではないか。店内外に多量のハ-レ-が並ぶ。


おお~このショベルのボバーはいいな~、かっこいい!
えっ売約済み、そうか残念だ、売れてしまったのならしょうがない。
他を探すか。


おおこれはどうだ。このタイプならさっきのボバーにフロント回りの改造だけで近いものが出来そうだ。どうやら売約もついてはいないようだし。
しかもエボだしド素人の私には打ってつけではないか。
「これっていい感じに作ってもらえますか?」
「もちろん出来ますよ。かっこいいやつ作りますよ」
そういってニコリと微笑んだのは、急遽私の担当となった藤脇氏。
彼は広島出身で気のいい21才。


彼、藤脇氏のパンヘッド。
フルオリジナルの稀商物で値段を聞いた私は2歩程後ずさり、「そうじゃけんのう!」と本場の広島弁に3歩程後ずさってしまったのです。
この後、跨がせてもらったのだが、これがなかなかの座り心地の良さ。すばらしい!


メカニックの彼は寄寓にもむつ市の出身との事、かなり近場であります。
この後、共通の話題でひと盛り上がり。そしてさっきのエボにどんなふうに手をかけよかと相談タイムとなった訳なのですが・・・・・。

さあっこの後どんな展開へと進んでいったやら、こう御期待であります。