デュオ・ライヴがやって来た 

太陽光、そう、日照時間が乏しく、蒸し暑さだけしか感じられないこの夏。
とうとうこの東北地方は「梅雨明け宣言無し」が発せられた。
そんな憂鬱な環境の中、高速道路料金1000円のあおりが世間を席巻し、お盆休み中あらゆる高速道路が渋滞の渦。
どうにもこうにも全てが混乱の中にあった8月中頃でありました。


そんな混乱も徐々に落ち着きを見せ始めた19日、彼等はやって来たのです。


(ウ-ゴ・ファットルーソ&ヤヒロトモヒロ)
~ソールブランチカフェ「タクちゃん」プロデュース~
仕事を片付けた後、会場である「JAZZの館・南郷」へと速攻向ったのでした。


おお~オガではないか。数年前にティーバードから独立し頑張っている男だ。
以前より若返った感があるな~。髪の毛もしっかりと生えているしどうやら店の方も順調なようだ。安心安心!


会場内に入るや全体熱気に包まれ燃えておりました。




ひとりは南米ウルグアイの至宝ピアニストであり、そしてもうひとりは日本を代表するパーカッショニスト。
素晴らしいセッションの連続。
後ろの席に腰掛けていた私は思いきってステージへと向い彼等の勇姿をパチリ。
そして自分の席へと戻ったのです。
トントン、私の肩をつっ突く指先、私は振り返ったのです。
「おっちゃん、撮影禁止、だめだよ撮っちゃ。」
「え~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
どうりで誰一人撮影をしている者がいなかったはずだ。
「えへへ、ごめんごめん!」
なんとか愛想で切り抜けた。
なぜか隣の席に「岩SOUR」。
「なにやってんすか~、いい年こいて注意されてどうするんすか~、しょうがね~な」
なんとあのステテコ野郎まで私を攻め出す始末。
しかしここはググッと堪えなくてはいけない、なぜなら私が悪いのだから。
「あっそう言えばもうすぐ大台にのる誕生日じゃないすか?」
突然岩SOURが方向転換しては切り出した。
「なあ~んだ岩SOUR大事な事知ってんじゃん、実はそ~なんだよ」
「俺がどこかでパァ-ッと祝ってやりますよ」
岩SOURはガッポーズで言い放った。
「まじで、お前って態度は悪いけど本当は良い奴だったんだな~それじゃよろしく!」

そんな会話をよそに会場は心地よい音楽に終止包まれておりました。
二人の織り成す美しい世界にどっぷりと浸った真夏の暑い夜だったのでした。
彼等はまだまだツアー中、機会があったらぜひ会場に足を運んでもらいたいものですね。