ロードスター

「今度の休日階上岳タイムアタックしませんか」
K君からの連絡があった。
断る理由のない私は二つ返事でOK、ただ朝9時現地集合としてもらった。なぜなら朝ドラを見てから出掛けてちょうどの時間だからであります。今回は初顔合わせのK山さんとご一緒、K君の自転車仲間であります。
そしてコースは前回の山登りプラス、国体用ロードコースを一周、その国体コースを一周してから山を登ると言う聞いただけで身の毛もよだつような過酷チョイス。
最初のそのコースの登りのきつい事、ふたりはすいすいと登ってい行くのですが、私はエッコラヨッコラ懸命でございます。なんとかやっとのことでその国体コースをクリア、それからここ登るの?であります。案の定頂上手前で私のモモはどんなにこごうにもびくとも動かなくなり、その場にゴロンッであります。
初めての足つき&ごろり、しかしとっさに身体から落ちて自転車破損は免れた次第であります。
両足プルプル、うごかなくなるものなのですね、次回頑張ってみます。
そして下り、下りは早いものです。
駐車場で帰り仕度をしていると私達の前にひとりの女性がロードバイクに乗ってやってきました。
「こんにちは!」
その女性が私達に向かってあいさつをしてくれました。
それに向かってK君が何かを言っています、私だけ自転車を車に積んでいてここは聞いてはいませんが、「こんにちは、カッコイイね」位の話をしたのではないでしょうか。全身ロード用ユニフォームで武装したいかにもな姿でしたから。このあたりではなかなか見かけないフル装備ですからね。
そのあと私も合流して話を聞いているとなにやら、その辺のお姉ちゃんではないらしい、いやいやそれどころか、聞いているうちにすごい人ではありませんか、昨年のジャパンカップのレディースチャンピオン、このあたりでK君の言葉が先ほどまでの上から目線ではなく、素晴らしい敬語になっております。本日は来年の国体用にこのコースの試走に来られたとの事、そして世界を飛び回っているとの事でありました。
そのあとすごいホイールを見せてもらったり、試乗させてもらったりと貴重な体験をさせていただきました。


西 加南子さん、寒い中たくさんのお話ありがとうございました。
K君、きっとそのホイール買うと思います。