今季初、岩木山へ

そろそろ山登りの季節到来と、月曜休日に岩木山へと向かいました。


途中、八甲田は生憎の悪天候でまったくその雄姿を拝めずにスル―。


酸ケ湯から黒石市方面へと進路を変えると見えてくる大橋、ここからの景色は絶景と言っていいでしょう。いつもはそのまま通り過ぎるのですが、まだシーズンも早いのか観光客も誰もいなかったので、それではと車を降りてパシャリ。
弘前に入ると天候も持ち直しでホッとひと息。


岩木山神社から山道に入ります。


この一面黄色の美しい風景を通り過ぎると建て看板がひとつ。
「百沢地区に熊が出没しております、ご注意を!」
おいおい、まじですか、全国的に多くの熊が目撃されておりますが、ご多分にもれずここでもそうなんですか、出来る事ならやはり会いたくはありませんよね、しかし、まぁ、他にも登っている方がきっといるはず、その道筋を登って行くのだから大丈夫だろう、と、ひとり山道へと足を踏み入れたのでありました。
しかし一向に人に会う事も無く、ましてや「熊」の影が脳裏をくるくる、途中真っ黒に変色した倒木にびっくり、かなり気が張っております。2時間程は歩いたでしょうか、「焼走り小屋」の手前でひとり休憩中の老人に遭遇、人がいたとホッとするもまだまだ油断は禁物であります。


先に小川をはさむ形で渓谷が見えてきました。ここを登りきると確か右手にやや開けた山道が続き、気高い山頂が臨めるあたりまで出るはず、もうひと踏ん張りです。


ところが先には残雪があちらこちらに、挙句に道のあとが解からない、ふと考えたのは「あの老人は休憩していたのだが、登っている最中なのか、すでに下っていたところなのか?」。いやいやたぶん登っていたのだろう、この残雪の上には真新しい足跡など皆無だ、いったい何処を登って行けば良いのだろう?あやふやな記憶をたどる私。
それにしても人に会わない、いつもなら数人に会っていてもいおかしくはない時間帯だ。そしてこの荒れた山道、もしかして時期尚早なのか?な、しばし考える。そして結論、よそう、気候のよくなっているだろう来月再び来よう,でした。
いい年ごろなので無理はせず。
そのまま折り返して下山していると先ほどの「焼走り小屋」でまた休憩している老人に再び遭遇。やはり登っていたんだ、と思う。「先は残雪がありますよ、気をつけて下さいね」とひと言かけて、そのまま下山。


午後3時、ちょうど5時間程の山岳トレーニング、揚げたて天ぷらうどんで腹ごしらえ後、ひとっ風呂浴びて帰宅の途へ。
途中、「弘前・盆庭」と言う盆栽屋が気になりちらりと覗く、店主と雑談後「おすすめハゼの木」を2000円にて購入。
7月、登山帰りにここも再び寄ってみようと思った、6月最後の休日でありました。


さぁ帰ろう!