えーーーっ!

3月に入ってもらえた最初の休日。
2月の休日はずっとスキーに行っていたし、今回はそろそろ老体を休めなければ、なーんて思ってはいたのですが、朝目覚めるとやはり行きたい。
あのシャリ―ンと風をきって滑降する気持ち良さがどうしても私を呼んでしまう。
「よしっ、やっぱり行こう」
やや時間もおしていたので、近場の九戸へとまた向かったのであります。
今回は吉本氏とは連絡をとらずに単独での出発であります。
やや気温が高めですがそのせいもあり高速道路はすっかりと乾いていて快適なランであります。
70’sフォークを聞きながら無事に九戸に到着。
さらりとスキーウエアーに着替えてリフトにライドオン。

今回、あたりを見渡すとローカルの年配の方々がとても多い気がする。しかもその方々のうまいこと。滑り慣れた場所なのでしょうが、皆やたらとうまい。感動であります。
さぁ、私も負けじと頑張らなければなりません。
ちょうどリフトも山頂へと到着、私のテンションもギンギンと上がってきます。
「ホ――――――!」
するとなぜか私の後方から変態的奇声が上がりました。誰だ、こんな神聖な場所で・・・。
「えーーーーーっ!」



振り返るとそこには、なんと吉本氏ではありませんか。びっくり!
聞くと、子供達は学校だしスキーに誘った嫁にも「忙しい」とまったく相手にもされず、それならひとりでスキーだ、と相成った次第のようです。
男とは孤独なものです。泣くなタクヤ、明るい未来はそこにある。
そんな陳腐ななぐさめをひとつ投げかけ、今回もギャグ同様ガンガン滑りまくった次第であります。


今回はジンギスカンで腹ごしらえ。前回迷って止めた方、どうしても食いたかったので今回注文。
「これは、うまい!」
なかなかいける、注文して正解でしたね。
「ところでおばちゃん、ここっていつまでやってるの?」
吉本氏が片手に茶わんを持ちながら、そしてその白いパンツにうまダレをタラリと染つかせながら聞きました。
「ああ、今週で終わり」
「えっ今週って、もう終わりじゃないすか」
「ん、いつもだよ、雪ももう薄いしシーズンも終わりだね」
なんと私達、偶然にも滑りこみ最終ここ九戸で滑ることが出来たようです。
ありがとうございました、来年もよろしくお願い致します。