模型のタミヤがやってきた


テレビCМで近頃ちょくちょくと目にしていた「タミヤ展」。
七戸町の道の駅と隣接して建つ「鷹山宇一記念美術館」、その企画展としてここ一カ月間「模型のタミヤ、70周年記念」と銘打った展覧会。



創業1946年からの歴代プラモデル(初期は木製)をずらり展示。マニアから懐かしい世代、そして子供達までが多数来館しておりました。平日にもかかわらず賑わっております。
プラモデル全盛期の往年の方々の熱心な眼差しは遠く、まるで少年時代の面影を彷彿とさせるよう。
小学生低学年だった私の誕生日、祖母の手料理の誕生パーティー、近所の友達の持ち寄るプレゼントは「タミヤのタンク」、そう戦車のプラモデル。うれしかった。それがすべてだった時代。
青白い丸型の蛍光灯の下でコツコツとひとり組み立てたものです。水張りシールはなぜか必ず曲がってしまう、難しいものでした。そんな懐かしい乗り物達がザックザクとあるある。
ノスタルジックな情景展のなかにポツンとあった「コマツブルト―ザー」の小さな模型、私、それがほしかった。
もちろん売り物ではありませんので断念。心残りなので3度程、じっくりと見学、そして小一時間程の夢の空間を後にしたのでありました。大人になってからのそれらは少年時代よりもまして大きな存在として心に残ったのでありました。